2012年11月23日  我謝京子監督が上智大学で講演/上映会

2012年11月28日 水曜日

【11月23日  我謝京子監督が上智大学で 「311:ここに生きる」上映会&講演会を行いました】

上智大学外国語学部イスパニア語学科の主催で 『OBOGに聞くイスパニアの仕事:我謝京子監督を迎えて ー「311:ここに生きる」上映会&講演会』が行われました。20121123a
我謝京子監督は、外国語学部イスパニア語学科の卒業生。イスパニア語学科を卒業してから現在まで、テレビという媒体を通したニュース報道の仕事に携わる中で、どういう選択をしてきたのか。どう悩んで、何をして、今があるのかということを、現役の学生さんたちを前に 熱く語りました。
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イスパニア語学科の吉川先生と学生さんたちが企画した講演会ですが、フランス語学科の高橋先生も協力、映画上映も合わせて行うことになったものです。
映画に出演されている 福島の菊地美保子さんがおいでになり、映画上映のあと、デイスカッションがおこなわれました。

菊池美保子さんから、福島では学校給食への放射能 の影響を気にする保護者が多いことから、母親たちに測定技術を習得させ検査する体制をビジネスとして補助金も受けながらスタートしたこと、母親たちは 菊池さんの会社できちんと社員として雇っていることなどのお話がありました。
放射能の見えない恐怖から安全性を正しくどう確認するのか、風評に負けないようにするにはどうするのか、そして何より福島に育つ子どもたちへ大人がなにができるのかを行動で示されていることに、会場からは感心しきりでした。
被災の現実にどう前向きに向かうのかという話は、ほんとうに学生さんたちの心に訴えたことと思います。

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吉川恵美子先生(上智大学外国語学部イスパニア語学科 :左)、我謝京子監督、高橋暁生先生(上智大学外国語学部フランス語学科 :右)
20121123b

まけないぞうの応援グループmakenaizoneのメンバーも、夕方のキャンパスへ駆けつけました。
写真は、若林まみ(後列 左)、青木正美(後列、中央)、高20121123c橋先生
我謝京子監督(前列左)、映画の出演者のひとり 菊池美保子さん(前列右)。

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makenaizoneメンバー 若林まみより
「我謝監督の後輩のみなさん、上智の職員の皆さんなど沢山の方々がいらして、盛会でした!
また今回は映画に出ていらっしゃる福島の菊地さんも会場にいらっしゃり、菊地さんからのお話もお伺いすることが出来て、とても貴重な時間を過ごすことができました!
青いまけないぞうのミチルちゃん 緑のまけないぞうのヴェルデちゃんも一緒です!」
Now @ Sophia University attending Gasha Kyoko-chan’s Lecture Meeting & the screening of her documentary film “311: In The Moment”. Blue Makenaizo, Never Give Up Elephant, Michiru-chan is also with us!

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makenaizoneメンバー 田中純子より
「すばらしかったです。コムソフィア賞の時とはまた違って、学生さん向けに、どういう選択をしてきたのか、どう悩んで、何をして、今があるのかというお話。連れて行った次女も感激していました。
働くお母さんとしての悩みにも共感!映画も何回見ても新しい発見があるし。娘にも見せられたし。
何と言っても、今日は 映画出演者の菊池社長さんのお話も直に聞けて、行って良かった〜!」
#2012年6月 コムソフィア賞受賞のニュースは、こちらからご覧いただけます。

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makenaizoneメンバー 内藤敬介より。

「上智の上映会とレクチャー、とてもいい会でした。
学生さんたちへ、京子さんの強くて温かいメッセージ、十二分に伝わってい るように感じました。
いわき市出身の学生さんは就職を控えUターンすべきか迷っていることを語り、また、卒論に除染をテーマにしている学生さんもいまし た。
震災は若い彼等彼女等にもいろいろな影響を与えているのですね。
京子さん、また、思い強くされているように感じました。私も引き続きサポートして行こうとあらためて思っています。」

我謝京子監督より
イスパニア語とフランス語の交流、すばらしかったです。そして最後の吉川先生のごあいさつも最高でした。やはり高橋先生のお力で、上映会もいっしょにできてよかったです。」

吉川恵美子先生より
「素晴らしい映画に出会えて参加した学生には大きな刺激になりました。」

高橋暁生先生より
「我謝さん、ほんとうに素晴らしい講演会をありがとうございました。大成功だったと思います。映画はもちろんですが、そのあとの我謝さんと菊池さんの対談から、聞いていた学生は多くを学んだようで す。今回我謝さんとお知り合いになれたこと、嬉しく思っています。5 年後、10年後も撮るのだとおっしゃっていました。我謝さんにしかできないお仕事でしょう。僕は僕で、おそらく大学教師としてできることがあると思ってい ます。そのつもりで、この場でがんばっていきます。
またお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました。」

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我謝京子さん NY〜東京をトンボ返りの来日 ほんとうに頭の下がる活動です。菊池さんは当日、福島からわざわざご参加いただき、学生さんたちに貴重なお話を聞かせていただいたこと、まことにありがとうございました。吉川先生・高橋先生、講演/上映会の実現へ向けてのご努力に感謝です。
まけないぞうの仲間と我謝監督と福島の菊池さんと上智大学の吉川先生、高橋先生、そしてイスパニア語学科・フランス語学科の学生さんたちがつながった、今回の講演/上映会・・・すばらしいイベントでしたね!

みなさん、このご縁を大切に、これからもいっしょに「被災地を風化させない映像作家」我謝京子さんと共に、がんばっていきましょう☆


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