2013年05月


上智大学100周年にあたる節目の今年5月26日に毎年開催されているオールソフィアンフェステイバルで “まけないぞう” が大活躍 All Sophia Festival at Yotsuya, Tokyo : Sophia University Almini love Makenaizo Elephants!

2013年5月31日 金曜日

【被災地NGO恊働センター 増島智子さんより】
上智大学100周年にあたる節目の今年5月26日に毎年開催されているオールソフィアンフェステイバルで “まけないぞう” を出店して頂きました。東日本大震災以来初めて一日の売り上げが最高の360頭でした。R0020894
実行委員の猿渡さん、わざわざオーストリアから駆けつけてくれた makenaizoneのHP編集長田中さん、販売リーダーの佐野さん、会計担当の田中純子さん、営業のお手伝いをしてくれたあーちゃん、小さなサポー ター看板作成のゆりなちゃん、映画『311ここに生きる』の我謝監督、makenaizoneの営業マン若林さん、フルートのコンサートでぞうさんを応援 してくれた栗田さんたち、売り子さんのみなさんなどなど、たくさんのみなさんに支えられ心から感謝致します。
この一日でまたまけないぞうが新しいたくさん のつながりを作ってくれました。このつながりを大切にしながら、支え合える関係を育んでいきたいと思います。
みなさん本当にありがとうございました。これ からもどうぞよろしくお願いします。そして、お疲れでませんように(^^)

【Makenaizo Message from Tomoko Masujima-san, the StR0020880aff member for NGO Collabotation Center in Kobe】Makenaizo Booth has been displayed at All Sophians’ Festival to celebrate the 100th Anniversary of Sophia University, Tokyo on May 26 (Sun), I’d like to express my deep gratitude to Sawatari-san who is the coordinator of this exhibition, Tanaka-san, HP Editor of makenaizone who came back from Austria for this event, Sano-san, the Sales Leader of the booth, Junko Tanaka-san, a great cashier, A-chan who has helped the sales a lot, Yurina-chan, the youngest supporter who have kindly drew the wonderful Makenaizo poster for the booth, Gasha-san who is the director of “311 In The Moment”, Wakabayashi-san, the member of makenaizone, Kurita-san & her frined who have sold Makenaizos at their concert and all the other Sophians Supporters who have kindly helped introducing Makenaizo Elephants at this event, and I was so touched to know that Total 360 elephants were sold on May 26. Actually this is the best record of the selling amount of the elephants for a day after 311. Lots of Makenaizos have made the new bonds with so many people at this event, and I am really thankful and impressed to realize that the messages from the affected areas through Makenaizo Elephants will be delivered to more & more people all over Japan & the world. Thank you so much again to all the great & priceless support & love to make this event a great success!!

2013.5.31

国連科学委員会UNSCEARが福島第一原発事故に因る放射線はチェルノブイリ事故の1/60に過ぎないので、明らかな健康への影響はないという報告者を発表した。

先だって、国連人権理事会は殆ど正反対の報告書を発表したばかりなのに、国連というところはどうなっているのだろうか。
ま、UNSCEARはIAEAやICRPと構成人員が重複しているので、信頼性が劣るという見方も強いらしいが、このあたりが正直よくわからない。

安保理直属の組織であるIAEAのメンバーがUNSCEARの構成人員であるならば、要するにそういう国連の序列なのだろう。
つまり、国連人権理事会よりも発言力は大きいと見るべきだろう。

案の定、マスコミの扱いも大きく、NHKニュースはいの一番に報道されwebでも見る事ができるほどだ。
読日産はここぞとばかりの報道だ。

とかくこの国は「国連」という文字に弱い。国連こそ最高機関であると思っている節がある。
かくいう私も、20年ぐらい前までそう思っていた。
しかし、例えばチェルノブイリいえ、1958年のIAEAとWHOの放射線被害についての「取り決め」を見ても分かる通り、国連機関にはそれぞれ厳密なる上下の関係がある。

UNSCEARはきっと強権を持っているのだろう。
しかしさぁ、1/60の訳があるまい。本当に脱力を隠せない、五月晴れの五月の晦日だ。
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2013.5.30

2013年5月30日 木曜日

今日は閉診後、月に一回の座禅の日。
でも、折れた肋骨が痛いので、困ったなぁと思っていたら、コテっと寝てしまったのだった。
ヤバっ。いびきかいちゃったかなぁ……。2度ぐらい途中で起きたのだが、また寝落ちてしまった。
しかし、瞑想の最中に寝るというのは、もう紙一重のところで、めっちゃいい気持ちだった!

それにしても、ウクライナの旅を挟んだ3週間が余りにもハチャメチャだったので、まだ体力が回復していないような。
これからの週末の予定もだんだん埋まりつつあって、少し焦る5月の終わりだ。

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似てるでしょ?

2013年5月29日 水曜日

編集長のママとパパが見えパシャリ!
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2013.5.29

28日にジュネーブで国連人権理事会のアナンド・グローバー氏が東京電力福島第一原発事故による被爆の報告書を提出し、勧告をおこなった。
ともかく、国の健康調査は全くもって足りない。
なぜ血液検査がなされていないのか、ほとほと理解に苦しむ。
内部被爆に関しても、最低限尿検査をしなくては。

いま原発事故後の被ばく健診では、どういう訳か甲状腺のエコーだけにスポットが当たっている。
しかし、それこそあまり初期の131Iの被ばくばかりに気をとられていては、未来の大きな失策を免れないだろう。

TEPCOの肩を持つつもりはサラサラないが、チェルノブイリに比べて131Iの総量は少ないと思われる。
それよりも経年変化を知るためにも、血算ことに白血球、セシウムの内部被ばくをみるためには尿検査が必須だ。
日本の高度医療に馴れている人々は、とかく「機械もの」の検査が好きで、エコーやホールボディーカウンターも精度の良いモノを欲している。医療者も患者も。
しかし、そんな機械モノよりも大事な検査があるのだ。

殊に専門家の手で行わなくてはならない「小児の採血」が最も重要かつ、現実的に実施をするとなると難しい問題が多々ある。
小児の一般外来が止まってしまうなど、しっかりとした対策を立てなければならないだろう。
しかしボヤボヤしている暇はない。必ずやらねば!

もう一つ。原発で収束作業に当たっておられる人々への健康診断も、即刻やらなくてはならない。
こんなことは、国連人権理事会の勧告を待つまでもなく、である。

ウクライナは経済的に日本よりも貧しい国に思えた。
しかし、やるべきことはやっている。
わたしたちは、現状をしっかりと把握して直視して、実行に移すことをしていかなくてはならないと思うのだ。
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上智大学 創立100周年 All Sophian Festivalにて 『311 ここに生きる』 上映会

2013年5月28日 火曜日
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上映後 行われたトークセッションで我謝京子さん

New York在住のジャーナリスト 我謝京子監督のドキュメンタリー映画 『311 ここに生きる』
5月26日(日)午後2時より 上智大学四ッ谷キャ ンパス 9号館3階 353室 にて上映会が行われました。
(主催 ソフィア会拡大東京大会実行委員会+ソフィアウーマンネットワーク)

我謝さんもこの上映会のためニューヨークからかけつけ、上映終了後、9.11で被災した体験から3.11に沖縄にいたこと、被災した女性たちに「日々 変わって行く私たちの気持ちを記録にとどめてほしい」と言われたことが、この映画を作る決心につながったことを話しました。
まけないぞうをとおして被災地の作り手さんに寄り添いを続けている増島智子さん(被災地NGO恊働センター スタッフ)も、被災地の作り手さんの今を語りました。

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被災地NGO恊働センターの増島智子さんも 今も続けている被災地の「まけないぞう」の作り手さんの厳しい現状について話しました。

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まけないぞう 人気です。

まけないぞう 人気です。

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2013.5.28

さっちゃん編集長が本日ちょっと寄ってくれました。
5月26日(日)の上智大学オールソフィアンフェステイバルも無事終了し、360頭のまけないぞう完売!
すばらしい一時帰国でありました。
また秋に帰ってくるべさって、本当に流れる月日は早いもんでさーね。

しかし、このコンビも来年で50周年。まんずまんず、Life is short だっぺ!
がんばっぺ東北、がんばっぺ同級生!
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田中幸子編集長!

さっちゃん編集長が本日ちょっと寄ってくれました。
5月26日(日)の上智大学オールソフィアンフェステイバルも無事終了し、360頭のまけないぞう完売!
すばらしい一時帰国でありました。
また秋に帰ってくるべさって、本当に流れる月日は早いもんねー。
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前修斗バンタム級チャンピオン 漆谷康宏選手

2013年5月27日 月曜日

前修斗バンタム級チャンピオン 漆谷康宏選手
明日からマニラに出発。しかしまだ3キロほど減量が待っている。
頑張れ、Dear ウルシくん。今日、ウルシ君の背中に天使の羽が見えたよw
これで百人力だぁー!
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2013.5.27

ウクライナから帰ってきて、いくつかの原稿を書いて漸く入稿。
ちょっとホッとする。
先週は、一週間休診のツケで、目の眩むような外来数だったのだが、今日からはほぼ平常通りになってきた。

先々週、プリチャチの廃墟の中を歩いていて、とんでもないアブの攻撃を受けた。
右手の親指の付け根を刺されて、どうもそのままホテルに持ち帰ったのかもしれない。
翌朝の帰路の飛行機の中で、今度は左のうなじに2カ所刺され、局所の発赤・熱感がひどく苦しんだ。
で、東京に着いても左手の甲、右手の母指球、左手首、左の外耳と刺されていった。
なんじゃこれは〜、と思っていたのだが、それも漸く終焉を迎えたようで、徐々に体力も戻ってきた。

シメシメ、と思っていたら、なんと午後にちょっと無理して肋骨にヒビが……。
そんな訳で、少し凹んでいる五月の最終週なのである。
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「若葉きらめきコンサート」から栗田先生と演奏者の方々が 寄付金を贈呈にみえました

2013年5月26日 日曜日

【まけないぞうと音楽を通して 被災地の応援をしている 栗田秀美さんからのお便りです】
4月28日のチャリティー 「若葉きらめきコンサート」へのご来場ありがとうございました。
お客様(支援者様)には感謝しております。これからもよろしくお願いします。R0020880

5月26日、被災地NGO協働センター様へコンサート収益金を贈呈してまいりました!

まけないぞう200頭以外に、11万2810円の寄付ができました。
コンサートご来場いただきました皆様にお礼申し上げます。
これからも被災地ご支援、よろしくお願い申し上げます。
私も微力ながらも被災地支援していきたいと思っております!
( 写真は、5月26日 上智大学にて 佐野 純三さん、宇佐美 淑子さん、栗田秀美さん
いちばん右は 被災地NGO恊働センター 増島智子さんです。)
「若葉きらめきコンサート」の記事はこちらをご覧ください。

佐野 「先生方、コンサート会場での まけないぞう200頭の引っ越しだけでもありがたかったのですが、収益の寄付のもありがとうございました。皆さまの「心」は間違いなくNGOが被災地に届けてくれます。折りをみて、被災地でコンサートを開き、仮設住宅にお住まいの皆さんの美しいハーモニーを聴いていただきませんか?」
栗田   「佐野さん。被災地ではまだまだ心のケアが必要と聞いております。音楽を聴いていただくことで少しでも癒やされたら。。。そんなことも考えております。」

栗田さま、「若葉きらめきコンサート」にご参加の皆様、誠にありがとうございました☆
これからも、まけないぞうを通じて、ごいっしょに被災地の応援を続けてまいりたいと存じます。
美しい音楽のメロデイーと みなさまの力を集めた支援の輪が 被災地の作り手さんに やさしく、やさしく伝わることと存じます。

2013.5.26

上り下りが煌とさざめく

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2013.5.25

2013年5月25日 土曜日

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2013.5.24

2013年5月24日 金曜日

さっちゃん編集長が一時帰国。
午前中にクリニックに来ましたよん。
美和子さんとうっちーが作った日本手ぬぐいのエコバックを引き取りに。
日曜日のソフィア祭に望みます。
『311、ここに生きる』の上映会もやります!どうぞ上智大学へ!
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富田有紀子ちゃん、若林まみちゃん

2013年5月23日 木曜日

富田有紀子ちゃん、若林まみちゃん
2013.5.23
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2013.5.23

ウクライナの旅の日記 5月16日(木) 改訂

ウクライナ最後の行程は、チェルイブイリ原発へ。
その3kmの所にあったプリピャチという廃墟の町も含めて見学してきた。

昨日、一昨日のコロステンの印象の方が強く、正直いってチェルノブイリ原発には殆ど感想はない。
こんな馬鹿げた人類の歴史はもうやめよう、と言うぐらいか。
27年経っても、何も終わっていないチェルノブイリ。

このチェルノブイリの悲劇の歴史から何も学ばなかった私たちの国は、安全神話という恥ずかしい絵空事を無責任にも信じ込み、押しつけ、走ってきてしまったのだ。
しかし、もう止めようではないか。この馬鹿馬鹿しい人類の歴史にピリオドを打とうではないか。

それとはまた別次元で、わたしたちの国は、もっとしっかりとした被災者救済をしなくてはならない。
27年前のソビエトにできて、今の日本にできないことが沢山あったことを知ってしまった。

そう。この目で見てきた、聞いてきたことを、これから東京に帰って活かさねばならないと、心は逸る。明け方の便で帰国の予定だ。

追記

帰国して丁度一週間ほど経った頃、東京電力福島第一原発事故による被ばく問題を調査していた、国連人権理事会のアナンド・グローバー氏の報告書の内容が明らかになった。

グローバー氏の勧告の骨子は
「健康調査について」 1)年間1mSvを越える全地域を対象にする 2)尿や血液など内部被ばく検査の拡大 3)検査データの当事者への開示 4)原発労働者の調査と医療提供
「被ばく規制について」1)年間1mSvの限度を順守 2)特に子どもの危険性に関する情報提供
「その他」1)子ども・被災者支援法の施策策定 2)健康管理などの政策決定に関する住民参加等々を提唱している。

このグローバー氏の提言は大変率直に日本政府の不作為の真髄を突いたものである。

この国連人権理事会のグローバー氏の勧告に従って、国も速やかに本格的な健康調査を実施するべきであり、出来る限り息の長い調査にするように国民運動的な盛り上がりにしてゆくことが何よりも大切だと思う次第である。

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作り手さんも買い手の私達をも笑顔にしてくれる“まけないぞう”の素晴らしいチカラ・・・これからもずっとまけないぞうを通じて被災された皆さんを応援していきます

2013年5月22日 水曜日

【makenaiozne の若林まみより】
被災地支援の“まけないぞう”に出会って2年。このプロジェクトの素晴らしさに感銘を受け今日まで応援を続けて参りまし たが、実は誰よりも私自身がまけないぞうさんから沢山の笑顔と力を逆に頂いて今日まで過ごして来られたということについて、作り手さん達に直接お目にか かってお礼を申し上げたいとずっと思ってきました。
965826_453745994720149_617674515_oそしてその思いが叶った今年のゴールデンウィーク。
こちらの写真は5月6日に大槌町吉里吉里の仮設住宅 にお住まいのたか子さん宅に伺った時のものです。
高校時代に留学していた先のホストシスターの息子達にぞうさんをプレゼントした数カ月後の昨年1月に 彼らがアメリカの災害支援団体のボランティアメンバーとして私がプレゼントしたまけないぞうを連れて来日し、数カ月に渡って宮城県七ヶ浜に滞在しながら半 壊した家屋の修復作業の支援活動をしてくれたことをお話しし、アメリカに渡ったぞうさんがアメリカの若者達を日本に導いてくれたエピソードを写真と共にお 伝えしました。
『あぃやぁ!こんな遠い所まで行ったんだね~、ぞうさん!これからもまだまだいっぱいぞうさん作ろう!』とアルバムの写真一枚一枚を見つめ ながら、満面の笑みを浮かべて下さったたか子さんの表情を拝見しながら、作り手さんも買い手の私達をも笑顔にしてくれる“まけないぞう”の素晴らしいチカラを信じ、これからもずっとまけないぞうを通じて被災された皆さんを応援していこうと改めて心に誓った瞬間でした。

【Message from Mami Wakabayashi, the member of makenaizone】It has been 2 years since I met Makenaizo Elephant. I got so much impressed with the background of this wonderful project at the first encounter with Makenaizo, and have been rooting for this project up until today. Actually I myself have been encouraged so much by Makenaizo, and I visited Iwate Pref. for the first time in order to meet with the makers of the elephants to show my deep respect & gratitude to them for their great production of Makenaizos in face to face basis. I brought the pictures of the supporters all over the world that I’ve taken over the past 2 years to show how the elephants are loved in the world. Takako-san loved those pictures, and told me that she was so glad and happy to know the elephants are loved even in the foreign countries far away from her. This is the picture of Takako-san & myself, seeing the picture of American young men who are my host sister’s sons with Makenaizo, who’ve stayed in Miyagi Pref. as volunteer staff members where they have done a lot of work to restore the affected houses on the coastal areas of Tohoku in 2012. The smile she showed when seeing the picture was so beautiful that I felt the awesome power of Makenaizo Elephants. Your warm understanding & continued support for this project would be highly appreciated!

2013.5.22

ウクライナの旅の日記 5月15日(水)

【コロステン自由市場】

朝からETV特集にあった自由市場に行って、市場のベクレル測定を見に行く。

市場内は全部で1000件のブースほどの出店がある。その中で食べ物を扱うのは10~15%ぐらいだろうか。
10-15の肉類、25-30の野菜の卸(産地)があるそう。それらを物体毎に「全品検査」する。
ベクレル計はこの市場に3台。一日20~30の検体を測るのだそうだ。

Nalシンチレータだろうか。鉛遮蔽をしていなベクレル計だが、容器に500gの検体を入れると、
120秒後にセシウムの値がBq/kgに換算されて出てくる。この機械の検出限界値は15Bq/kg。
ベクレル計はセシウムとカリウムを測るモードがあり、120秒コースと20分コースの2コースが選べる。
測った物には数値を書いた証明書が添付される。
もし高い数値であれば、もう少し丁寧に20分かけて再検査するのだそうだ。
証明書がないものは自由市場では売ることは許可されないし、市場内に店舗を構えることはできないのだという。
違法の物品がないかどうか、取り締まりの検査官も市場内を巡回している。

判断基準のセシウム値は、2006年のベラルーシ政府制定のもの。
牛乳  100 Bq/kg
バター 200 Bq/kg
肉   200 Bq/kg
魚   150 Bq/kg
野菜   60 Bq/kg

ここ2年間は異常値は見つかっていなかった(NHKの番組情報)が、今年に入って2件のオーバーが検出された。いづれも西ウクライナのローベンスク州からの肉だったそうだ。

検査官が私たちの目の前で牛肉を測って見せてくれた。120秒で18Bq/kg。
検査官は一カ所に2人ほど常駐している。

【第12学校】

第12学校へ。1992年に創立。20周年。全校生徒は6歳~17歳まで、計705人。
ここは地域の「健康強化校」だ。50代後半の女性校長ガリーナ氏は仕立ての良い服を着ており、英語を流暢に話す。
この学校には、同敷地内に長崎大学が運営協力をしている「健診センター」が付属している。
(健診センターは1990年にオープン。30人の医師を擁する。小児科・内分泌・整形外科・眼科・婦人科・精神科などから成る医療センターである。毎年3月には20日間を費やして、この健診センターからドクターが学校に来て入念に検査をし、次年度のグループ分けをする)

長崎大学の大学院生の木村さんという医師が派遣されており、話を聞くことができた。
血液が専門だが、今は甲状腺のエコーをやっている。研究内容は、甲状腺の自己免疫疾患について。
ここで2つ質問。
「甲状腺の自己免疫疾患というと、橋本病のことでしょうか」
「はい、この地域では橋本病がとても多く発症しています。ご覧の通り大変祖末な施設で長崎大から研究員を在駐させ研究費も出ていますが、約90%は人件費に消えてしまいます」
「血液検査の項目を教えてください」
「血液検査は、血算、生化、甲状腺ホルモンなどです」

なるほど。長崎大学ではセンターの創立以来、この値を持っているのだ。
この学校は長崎大学の協力があっての「健康強化校」である。人口6万人の町の705人の生徒の動向が掴めれば、被曝健康管理に多いに役立つはずである。
改めて長崎大学の影響力の大なる事を認識した次第。
ぜひとも長崎大には、長期的な視野に立って福島の事故の救済に当たって欲しいものだ。

ところで、HNKの番組では子どもたちの体育について病弱で体育ができないと伝えており、その番組の信憑性を確かめた。
ウクライナの学校では、子どもは4段階に区別される。この区別は毎年春に行われる、医師による健康検査によってグループ分けが行われる。
第12学校全校生徒705人の本年度の内訳は以下の通り。

A 基本グループ      210 人 ……普通に運動できる元気な子ども
B 運動軽減Gr.      377 人 ……運動量を減らして体育の時間を過ごす子ども
C 特別メニューGr.    110 人 ……特別なメニューで体育の時間を過ごす子ども
D 全く運動不可Gr.      8 人 ……全く運動できない子ども

「実際にB & Cグループは増えていることは事実」と校長。
「また、体力温存のため、8年生以下の試験を廃止している。理由は試験を実行すると、生徒が疲れてしまうので」

ここでは子どもの保養プログラムについて。
コロステンには黒海や英国に行く保養プログラム(注:ヨーロッパ各国のNGOなどからの保養プログラムが多々ある)もあり、毎年必ず生徒たちは保養地に出かけている。

保健室で保険の先生にお話を聞いた。
「一日の保健室の利用は15人ぐらいです」
棚には何種類かのタブレットがあった。

【家庭訪問】

コロステン市内の牧師さんのご一家を訪問し、お話を伺った。

父38歳、母40歳の夫婦に7人の子ども。同居の母を入れて10人家族。
チェルノブイリ事故の時は、父12歳、母14歳の時。
「事故は知らされず、メーデーのパレードをしました」
「普段は家庭菜園で食物を作っています。時々、森にベルーやキノコを採りに行きます。たいへん楽しみにしています。線量が高いかどうか心配になることもありますが、普段はほとんど気にしません。時々、市場に測りにゆきます。先日採ったラズベリーは測定して、大丈夫でした」
「私(母)と一番したの息子は甲状腺機能に異常があり、半年に一回はキエフの病院に通って検査をしています」
「年に一回は一家で車で、黒海などに保養に行きます。学校で集団保養に行く子ども居ますが、私たち一家は予防接種をしない主義なので、学校での集団保養には参加できないのです」
「この地で生きてゆくには、楽観的に過ごすこともたいへんに重要なことです。日本のみなさんもどうぞ希望を持って生きましょう」
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編集長から(19) 移動の多い この3ヶ月でした これから東京へ。2013.05.21.

2013年5月21日 火曜日

みなさま、こんにちは。makenaizoneHP編集長の 田中幸子です。

なんと! このコーナーで ご挨拶の文章を書くのは、2月から、ほぼ3ヶ月ぶりとなってしまいました。
そのあいだ 編集長は何やってたかって???
・・・ いやはや 移動の多い この3ヶ月でした。そして今朝 この文章をオーストリアの自宅で書いていますが、お昼ごろの飛行機で東京へ向けて出発です。

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3月のはじめ 3月3日の雛祭りの日に、ニューヨークへ行きました。
makenaizoneHPでも たびたびお伝えしている、ニューヨーク在住のジャーナリスト・映画監督の我謝京子さんが、被災地の女性の姿を記録するドキュメンタリー 『3.11ここに生きる』の上映会を、ニューヨークでは初めて 開催したのです。
そこでも「まけないぞう」が大活躍。
ニューヨークに住み、働き、日本のこと、被災地のことを思う人たちの熱い心を感じる、すばらしい上映会でした。
makenaizoneの仲間  笙奏者の宮田まゆみさんも、コロンビア大学での演奏会のためニューヨークに滞在中。R0019102
上映会にかけつけて、いっしょに「まけないぞう」を販売し、200人もの人たちが詰めかけて満員御礼となった上映会の成功をいっしょに喜び合いました。
***

今年はヨーロッパも日本も冬が長くて、春が来るかと思えばまた 雪が降ったり・・・ なかなか暖かくならない、不思議な天候が続きました。
でも、そのあいだにも、世界に、日本のほうぼうで「まけないぞう」を応援している人たちからのニュースが、どんどん入ってきました。

先日5月16日、ご自身も被災なさりながら、がんばっておられる方が、facebookで心痛む書き込みをされていました。会長をされている仮設団地にお住まいの一人世帯の男のかたが海岸で亡くなられていたとの悲しい知らせです。
5月の初めに、また「まけないぞう」の作り手さんのところをまわって来た 被災地NGO恊働センター スタッフの増島智子さんも、「今回の岩手訪問は、精神的なストレスを抱えている方がずいぶん増えてこれからがボランティアの出番だと痛感しました」ということでした。

0514am0543冬の長いヨーロッパに住んでおりますと、春がきて、まわりがぱーっと明るくなった季節に、冬の辛かったあいだ、じっと堪えていた疲れが出てくることを実感します。
先の見えない被災地での暮らしを、いろいろなことを乗り越えながら続けておられる方々が、花や空や木々の優しい色に癒されながら、ご無事で過ごされますようにと願わずにはいられません。

***

ゴールデンウイークには、makenaizoneのfacebook管理人 若林まみが、念願かなって岩手県遠野へ。
そしてmakenaizone主宰の青木正美は、弁護士の先生方のグループといっしょにウクライナへ行き、チェルノブイリで被災しながら力強く生活を切り開いている方々のお話を聞いたり、記録の集積されてある博物館をたずねたり、ウクライナの風景を自分の目で確かめる すばらしい旅ができたようです。
これからまたDr青木の日記コーナーで、旅の報告がご覧いただけるでしょう。

まけないぞうを応援するmakenaizoneの土台は、なんといっても「自分の生活のなかでできることを、やっていくこと。被災地を忘れないこと。遠くにいても 被災された方々のお心を思い、寄り添い続けること」ですYurinachanPainting

「まけないぞう」は「被災地を忘れない心」を持つ人たちのシンボルです。忘れていません、応援していますという心を運ぶ、ふわふわの可愛いぞうさん。
これからも、世界に広がって、元気に歩いていってほしい まけないぞうさんです。

***

ではそろそろ、出発のしたくをします。
こんどの日曜日 5月26日に 東京の四ッ谷 上智大学のキャンパスで 卒業生の創立百周年のお祭りがあり、そこで「まけないぞう」の紹介をします。
いつも「まけないぞう」を応援している 小学生のゆりなちゃんが、ポスターを作ってくれるそうです♡(お母さんのかおりさんが写真を送ってくださいました)
また、たくさんの「まけないぞう」がお引っ越し先をみつけて、新しい出会いが多くの方々に喜んでいただけるイベントとなりますように。
6***
まだ編集作業の追いついていない部分がありますが、2013年になってから現在までの活動を、以下の目次にまとめましたので、ご覧ください。逐次更新してまいります。

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2013.5.21

ウクライナの旅の日記 5月14日(火)
コロステン一日目

朝からバスで移動。
コロステン市へ。コロステンはチェルノブイリの西140km、人口66000人。ちょうどあの日に、風下になった町である。
人口66000人のうち実に56000人がチェルノブイリ法の認定患者である。

【コロステン市長】
ソビエト連邦下の共産党の書記官だった市長。
2009年に医療改革があって、事故やその後のウクライナ独立後の医療体制は万全とは言えないのだが、長崎大学には以前からたいへん深い連携があり、日本にはたいへん感謝している。
チェルノブイリ事故から27年。
ソビエト連邦崩壊から難しい時期もあったが、現在はわずかながら人口・出産率も増加をしている。

質疑応答
日弁連「NHKの番組でこの町の子ども達の大多数の健康被害があるといわれているが」
市長「それは正しい報道だった。事実、大人も子どもも低線量被爆で苦しんでいる」

【コロステン市中央病院・外来クリニック】
NHKの番組で重要なインタビューに応えておられたザイエツ医師(1986-2010年まで院長)が話をしてくれた。

事故後、甲状腺の疾患が増えている。殊に5年後から若年性の甲状腺癌の増加あり、その他には甲状腺の自己免疫疾患が急増している。

癌や甲状腺疾患の他には、血管の脆さが主体と考えられる組織的な全身疾患の増加が目立っている。
・動脈硬化による高血圧
・脳血管障害、脳溢血、脳梗塞
・心筋梗塞などの心臓病
・神経系の疾患
・白内障
・自己免疫疾患(とりわけ甲状腺に多い。橋本病)
・免疫能の低下した子どもの増加
・先天性障害がある子どもの増加(心房中隔欠損など)

これらの低線量被爆に因ると思われる疾患の原因は、食生活に原因があると思われる。
この辺りは、90年代の財政危機により除染が徹底的に行えなかった地域が多く、また食物は時給自足、森で採ったベリーやキノコがよく食される。

質疑応答
「被災者の採血検査の必要性を感じていているのだが」
ザイエツ医師
「私たちの国も今から思えば沢山の失策をしてきました。ですの日本でもそういうことがあるでしょう。あなたの言うように、血液検査をしていないということは、未来への準備が大変に足りないということです」
自己免疫疾患専門医
「コロステンでは自己免疫疾患が高率に増加しています。血液検査をせずして、何が分かるというのでしょうか。ここでは問題のある子どもには年に1回、なければ2年に一回、事故以来血液検査を継続的に行っています」

30代の現院長(整形外科医)
「子ども達の健康状態が悪くなっているのは事実だが、この間、ライフスタイルの急激な変化があった。以前の子ども達は外で遊んでいたが、今の子ども達は家でゲームなどをしている。こうした変化により、一概に子どもの状況を比較はできない。
また、財政状況がよくないことから、医療費が逼迫しているのが現状である。」

【コロステン市中央病院・入院部門】

コロステン州周囲の人口10万人をカバーする中核病院。入院・手術施設のある病院。
ここで原発認定証の患者が悪くなれば、その上位の医療機関へまわす。例えば甲状腺疾患や明らかな癌などは回す。後述するが、牧師さん一家も半年に一回はキエフの健康センターに母と息子が行っている。
ここでも、40代の院長の口が重い。
「子どもたちの健康被害について、事故前と事故後の明瞭な線引きはできない、なぜならば今と昔では子どものライフスタイルが違うからだ」
「昔の子どもは野山を駆け巡り、ゲームもしなかったしライフスタイルが違いすぎる」
みたいな事を繰り返すのであった。
ま、ザイエツ医師も必ずしも本当のことを言っているとは限らないが、この日5人の医師に会ったが、どこへ行っても国の財政が逼迫し、医療財政の欠乏により十分な医療がなされていないということを、全ての医師が口にしていた。

  
*****               

そのあと、軍事博物館に行って、町でたった一件のホテルへ。
地球上にはこんなホテルが今でもあるんだなぁ。東欧の匂いぷんぷん、毛布もない、ベッドマットもない、ベッドもめっちゃ狭い、ものすごいホテル。まるでここだけ時が止まっているかのようだ。
19時半からみんなで揃って夕ご飯。ここで初めて全員揃った。
そのあとは青木秀樹弁護士の部屋で、部屋飲み。弁護士たちのディープな話に下戸の青木はシラフでつき合うが、とても興味深い話しの連続。
さて、部屋に帰ってなかなかお湯にならないシャワーを浴びる。鉄錆で真っ赤な水が出てきた。それにもめげず髪を洗って、鉄錆くさい頭を乾かして、その後、眠剤を飲むもなかなか眠れない。

何故だかものすごく緊張する部屋だった。油断していると東側のスパイに毒殺されそうな雰囲気とでも言おうか。
しかし何故だかベッドのスプリングが結構いい感じで、思ったよりも大丈夫だった。
ま、2時間おきに起きちゃったのだけれども。
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