「311:ここに生きる」 @ローマ アジア映画祭 Asiatica 2012年10月5-7日 ’311:In The Moment ‘ shown at Asiatica Film Festival in Rome, Italy

2012年10月11日 木曜日

【我謝京子監督& makenaizone編集長の田中より、ローマの映画祭のご報告です】
2012年10月5日(金)〜7日(日)映画祭 ASIATICAで ドキュメンタリー映画 「311:ここに生きる」が上映されるため、我謝京子監督はニューヨークから、田中はオーストリアから、ローマ(イタリア)へ。現地で3日間を過ごしました。その様子を写真でご紹介します。
「被災地を風化させないように、この映画を世界の人に見せてまわること、立ち上がる被災地の女性たちの姿を、これから10年間 見つめて記録すること、それが自分のミッション」と言う我謝監督の気迫と 映画を見に訪れたイタリアの人たち。世界各国から、それぞれの文化や社会の状況を伝える映像作品を持ち寄り、熱く語り合う映像作家たち。
ヨーロッパから、被災地への声援をお届けします。
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この映画祭は12年前から毎年開催されているものです。今回は、日本の我謝京子さんの作品の他にフィリピン、中国、台湾、イラン、カザフスタン、パレスチナなど、さまざまな文化や社会環境を背景に映画作りをしている人たちの作品を集め、イタリアの人たちに紹介しています。
この多様な作品群を無料で見ることができる、文字どおり映画のお祭り。連日、会場はいろいろな年代の人たちで賑わっていました。
どの映画にも英語字幕の下にイタリア語字幕がついて、2つのホールで次々に上演されます。集まった人たちに整理券が配られています。

10月5日(金) 夕方、会場のMacro Testaccioに到着。

会場のMacro Testaccioは、実は15年前までローマ中の肉を供給していたという屠殺場の跡地なのです。
工場のような広大な空間にいくつもの展示場が設けられ、映画祭の他にも写真展やロックコンサートなどが開催されて、たくさんの人たちの訪れるイベントスペースになっています。「死の空間が創造する場所に生まれ変わったというわけね」とオーガナイザーの方が話していました。

映画祭のオープニングセレモニー会場では、オープニング映画2本 フィリピンからの作品が上映されました。
Waiting (Richard Soriano Legaspi)とOROS (Paul Sta.Ana 2012)。

オープニング上映が終了後のパーテイー。多くの人が参加し、賑わっていました。

オープニングパーテイー会場にて 中国の映画監督、プロデューサーたちに質問する我謝さん。

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翌日、10月7日(土)午後は、いよいよ我謝さんの映画「311:ここに生きる(3.11+ in quel momento) 上映当日。車で会場へ向かいます。左はフィリピンの映画作家Paul Sta.Anaさん。

10月7日(土) 持参したポスターをロビーに貼ってもらいました。

上映まで、まだ時間があります。
でもちょっと緊張気味。

10月7日(土)会場整理に大活躍のスタッフのひとたちと、記念撮影。

(つづく)


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