編集長から(17)  2013年1月17日  普通が奇跡。普通に感謝。黙祷

2013年1月20日 日曜日

sachanみなさま、こんにちは。makenaizoneHP編集長の田中幸子です。
また今年も、1 月17日が巡ってきました。18回目の1月17日です。

5時46分、 6,434名の方々が亡くなり 43,800人以上の方が負傷された阪神・淡路大震災。

毎年、忘れる事のできない この日 当時44歳 だった連れ合いの中川努(関西学院大学文学部教授)が西宮市の自宅で亡くなった日です。
田中と同じく 腰痛が持病だったため、東京へ来ると 青木正美医師に治療してもらった患者のひとりでもありました。

あの悲しい阪神淡路大震災の教訓を、しかし関西学院大学は大災害へ の取り組みにかかわる学際的な知見を積み重ねることで、生かしてきた。
幅広い研究者・実践をしている人たちの力を集める努力。
わたしが「まけないぞう」に 出会うことになったのも、この研究活動に青木正美がかかわったことからいただいた恵みです。
悲嘆に埋もれることなく、次の時代へと引き継ぐ努力。
学問の府としてこれほど尊い仕事を積み重ねておられる関西学院大学と関係者の方々に心から敬意をあらわしたいと思います。

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青木正美から、こんなメッセージをもらいました。

「青木は95年1月に阪神・淡路大震災で医療ボランティアで神戸に入りましたが、医療では救えない命が沢山あることに気づきました。そこで自己流で学ぶうち、 2006年から関西学院大学災害復興制度研究所の山中茂樹教授にお引き立て頂き、この研究室に入れて頂きました。以来、常に最前線の災害・復興の知見を目 の当たりにしつつ、311を迎えた今日です。

毎年1.17の直前の週末には、研究室主宰の災害復興のフォーラムが催されます。阪神・淡路大震災から脈々と受け継がれた災害復興の「知の集積」がここにあります。
その「知見」が研究者ばかりでなく神戸や全国のNPOやボランティアなどの中間支援の方々や被災者の方々にも共有され、今を、そして未来を語ることができる唯一無二の「場所」がここにあります。

ところで青木が関西学院大学に来ているのも、一見、偶然に思えることなのですが、思えば、私の患者さんでもあった、田中幸子の連れ合いで関学の教授だった中川努さんのお導きのおかげだと思います。
さて、こうして阪神淡路大震災から始まった沢山の方々の思いと見知を、阪神以降の震災に活かし続けてきましたが、これからも東北の復興にお役に立てるようにと日々実践と研究が進められています。
私個人としましては、田中幸子の力をかりて今後ともmakenaizoneを通して世界中に東北の復興を忘れないで支援して頂けるように、もがいてゆく所存です。今後ともどうぞよろしくお願い致します。」

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95年1月17日の大震災、そして2011年 3月11日の大震災。
大災害の起こるたびに大切な人生を、故郷を喪う人の多いことは目をおおうばかりです。
去年のこの日は、神戸・新開地の被災地NGO恊働センターで、ごいっしょに追悼会に参加させていただきました。
そのときのレポートはこちらです。
今年は アイルランド・ダブリンで迎えたこの日。少しでも何か自分のできることを、こつこつと続けていきたいと、あらためて思っております。
まけないぞう ずっとご一緒に応援します。
被災地の作り手さんのみなさん、そして 被災地で避難先で 今日も先の見えない暮らしを耐えておられる方々、そしてその方々への寄り添いを続けておられる皆さん。 寒いなか身体を大切にお過ごしください☆

オーストリアでもフランR0018408スでも、イギリスでも、寒い雪の日が続いています。
2月には、お正月に一時帰国したウイーンのまけないぞうサポーター 田中利香さんと会って、広島から持っ て帰ってくれた40頭のぞうさんを受け取ることになっています。
そして、東京から makenaizoneの仲間 宮田まゆみさんと紫牟田伸子さんが、パリへ「まけないぞう」さんといっしょにやって来ます。
2013年も世界に羽ばたく「まけないぞう」です。

1月17日  神戸のタオル仕分け隊の家藤さんのメッセージにありました。
「普通が奇跡。普通に感謝。黙祷」
神戸〜東日本〜世界中につながる心がある。そのことを実感しています。
これからも、毎日。大切につないでいくぞう。
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関西学院大学 2013年復興・減災フォーラムを実施
http://www.kwansei.ac.jp/news/2013/news_20130113_007267.html
1月13日(日)、西宮上ケ原キャンパス・関西学院会館にて2013年復興・減災フォーラム「一人ひとりに『守るべきもの』がある社会へ -災害復興と社会的包摂-」が実施されました。
本フォーラムでは室崎益輝・関西学院大学災害復興制度研究所長・総合政策学部教授による「人間復興の視点から制度のあり方を考える」と題した特別講演、 一般社団法人 社会的包摂サポートセンター代表理事の熊坂義裕氏による「東日本大震災から1年10ヶ月、地域・生活の復興とは -被災地開業医・前首長の 立場から-」と題した基調講演が行われました。続いて熊坂氏、小口幸人氏(宮古ひまわり基金法律事務所 弁護士)、最相葉月氏(ノンフィクションライター)、渡部寛志 氏(NPO法人 えひめ311 代表理事)によるパネルディスカッションが行われました。

室崎教授は講演の中で「被災地で実際に何が起きているのか。そのことを知らずに減災や復興のあり方や、それに関わる制度のありかたを議論することはでき ない」と訴え、熊坂氏は被災地で開業されている医師として、また、岩手県宮古市の前市長としての立場から被災直後の被災地の様子を紹介すると共に、現在の 被災地の現状については「被災当時から何も変わっていないと言える」と述べました。
パネルディスカッションでは震災と原発事故から2年を迎えて見逃している課題がないか、再度見直すべく意見が交わされ、岩手・宮城・福島の現状についてもパネリストから報告がされました。


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