カタログハウスのことば

2011年10月8日 土曜日

カタログハウスのHPにあった文章です。
ココカラ
読者の皆様を襲った大地震と津波の恐怖をわが身に置き替えて想像してみました。

3月11日のお昼までは元気だったご家族の死、あるいはご家族の歴史と思い出がいっぱいつまっていた皆様の家の消失を、わが身に起こった出来事として想像してみました。

まるでCGでつくられたパニック映画を見ているように非現実的で、皆様が経験された恐怖や苦痛、悲しみや怒りをそのままに想像することはできません、当然なのでしょうが申し訳ありません。

しかし、人間だけが持つ想像力とよばれる力を使って、一歩でも二歩でも災害にあった人たちのお気持に近づく努力をする。それが災害にあわなかった人たちの務めだと思います。この想像力こそが、この先、長期にわたって続けていかなくてはならない救援のエネルギーの源泉になるからです。

今回の大地震では、『通販生活』の商品をつくっている14社のメーカー、生産者の皆様も被害にあわれました。練り物頒布会の6月分を担当された高橋徳治商店(石巻市)の工場は全壊し、稲作研究会のお米をつくっている生産者集団ジェイ・ラップ(福島県須賀川市)の精米設備は損傷して動かなくなりました。14社の商品を扱ってきた小社には、この14社に代表される東北のメーカー・生産者の皆様のお気持を想像する義務も課せられました。

災害にあった読者の皆様、メーカーの皆様、どうか私たちの存在を心の隅にとめておいてください。私たちはあなた方のお気持を想像しつづけていきます
ココマデ
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私も全く同じ事を、いつも考えています。
もしそういってよければ、人に与えられた最高の「知性」とは、想像力であると思います。他者の痛みや苦しみを、出来る限り想像すること……。それが完璧にできなくとも、心を寄せて考えて思いを馳せてみること……。

makenaizoneはこれからも、想像力の泉が枯れないように邁進してゆきたいと思っています。


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