被災地NGO恊働センタースタッフ増島智子さん@遠野市の便りです

2012年1月4日 水曜日
昨年5月から遠野市に拠点を置いて、東北地方の沿岸部の各地でまけないぞうの作り方を被災された皆さんに教えている増島智子さんから、メッセージです。
『makenaizoneのみなさん、増島@遠野です。
今日朝起きてお風呂の窓を開けようとしたら、2重サッシの内側の窓が凍っていました。
恐るべし極寒の遠野です。気温は氷点下1℃くらいです。
田中さんの写真すごいです。素敵です。
年越しを遠野で静かに迎えました。
明けましておめでとうございます。
気分的にはおめでとうという感じではありませんし、KOBEだと117が終わらないと年が明けた感じがしません。でも何とか新年を迎えることができました
昨年はmakeanizoneのみなさまには多大なるご支援を頂いたこと心より感謝いたします。
みなさんのお陰で被災者の人たちも一歩ずつですが、前を向いて歩いて行けるようになりました。年末最後の回収に陸前高田の仮設を訪れたとき、「今年はお世話になりました。」と言って、ぞうさんを一つプレゼントされました。「これは数に入れてないからね」と製品以外に一つ余計に作ってくれたのです。そのぞうさんがこの写真です。
それから、元旦には大槌町の作り手さんからメール頂きました。
「明けましておめでとう~と言っていいものか・・・ぞう作りに出会えてよかったです。仕事のない私にとって家にいながら、子どもの側でできる仕事なのでやりがいがあります。今年もがんばって作りますので、よろしくお願いしま~す。」と・・・。
彼女は大槌町で被災し、津波で経営していて美容室が流され、支援者の人たちによりハサミなどの道具を揃え、少しずつ仕事をしていますが、まだまだです。「まけないぞう」を作り始めて早7ヶ月、本業への再開に少しずつ歩みを進めています。
新年にこんなメールを頂いて「まけないぞう」をしていてよかったなと実感することができました。それもみなさんのご支援があってこそ、彼女たちは「まけないぞう」を作り続けることができるのです。改めてここにお礼を申し上げます。ありがとうございます。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。』 

 


ページトップへ Top of page