2014.1.6

2014年1月6日 月曜日

本日より仕事始め。

 

昨日まで、9日間も掃除・調べもの・原稿書き・DVD観て・紅白のあまちゃん・駅伝・本読んでウダウダしていた。つまりは9日間も引きこもっていたので、昼夜逆転で好きな時間に起きて本読みながらいつの間にか寝てしまったりしていたので、一気にスイッチが全開になって、身体も心も切り替えるのが大変だが、それもそれでとても気持ちがいい。

 

本日は午後から宇都宮健児先生が東京都知事選に立候補の記者会見。

司会は選対本部副長は海渡雄一弁護士。

IWJで中継していたのだが、なかなか良い記者会見だった。

 

会見の中で最も良かったと思うのは、オリンピック対策だ。

誘致が決まる前だったら、素直に降りればいいのだが、これだけ決まってしまい、他の候補地の厳しい状況が伝わってくるとまさか降りる訳にはいかないだろう。

 

ならば、オリンピックよりもむしろパラリンピックをメインに考えて、東京の公共事業をバリアフリーの方向へもってゆくしかないと思う。

 

ヨーロッパでは1970〜80年代に粛々と行われてきたバリアフリー化を、遅ればせながら東京でもパラリンピックを目指して始めるのは大賛成だ。

 

各競技場はコンパクトにすることはもちろん、晴海の選手村はその後に分譲マンションにするのではなく、高齢者用の施設にするのはどうだろうか。大型病院や介護施設などホスピタルコンプレックスのような施設にする。

バリアフリー度を高めるために、バス網や路面電車を拡張する。

 

JRは莫大なお金を掛けて、わざわざ中央構造線の中を掘ってゆくリニア計画なんか止めて、主要都市部の路面電車化を実行に移すべきだ。

私たちの国は、「より早く」から「より安全」に、「より強く」から「より優しく」に切り替えてゆく時期なのだから。

 

とにもかくにも、多様な考えの多様な人々が暮らし良い街をつくること、それがひいては平和で安全な都市を造ることになる。

東京の高齢者対策は貧困対策でもあるし、若者や子育て世代が負の遺産を背負わないようにするためには、まずは雇用を生み出さなくてはならない。そのための社会的な基盤整備を東京都でやってしまえばいいのだ。

 

そういう意味でのブレーンは宇都宮氏の周囲には沢山いることだろう。

そうして宇都宮氏の理念をしっかりとサポートして行くことが何よりも平和で安全への近道だと思う。

 

あとは、首都直下地震対策が大きなポイントでもある。

災害に対しては海渡さんが付いているので、ほんとうに超安心だ。

都知事になったら、静岡県知事や浜岡原発の周辺首長としっかりとした原発防災計画を協議してゆくしかないだろう。

 

国の中央防災会議や原子力規制庁が浜岡原発廃炉をやらないのなら、首長レベルで対策を打ってゆかねばならない。というか、これからはしっかりとした災害へのイメージが出来ている首長が、首長レベルでやれば良いのだと思う。

その点では、今までのどの知事候補よりも、災害対策のブレーンが優れている候補なので、とても安心できる。

 

災害対策というのは、ひとえに「イマジネーション」だということが、20年ほど災害の第一線に携わってきて、唯一分かったことだ。そうして最悪のイマジネーションができる人が、実は本当に少ないということは大きな発見だった。自分が最も得意とする分野が、他の人には最も苦手であるという事実だった。

殊に原発震災に対して、最悪のイマジネーションを持続できるような、わたしが信頼できる人は日本にたった数人しか居ない。その中のNo.1、2が海渡さんなのである。

昨年の選挙では、そういうアピールもできないまま終わってしまったので、今回ははっきりアピールしてゆきたいものだ。

 

さて、来週のシンポジウムの準備が全然進んでいないのに、もう眠い。

今年こそは、こういう無計画もなくしてゆかないとと思う、仕事初めの晩だ。

 


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