2013.9.30

2013年9月30日 月曜日

10月1日に安倍総理が消費税増税を発表するらしい。
国会の閉会中に、何て勝手に判断するのだろうか。
消費税増税は、社会保障費に充当されるものではなかったのか。
こんなに目的もなくふんわり上げてしまっては、零細の市民は死んでしまうではないか。

この国は、世界で最も過酷な高齢社会なのだ。
フランスが人生80年時代になるには300年かかったところ、日本は戦後30年程で到達してしまったのだ。10倍速い速度で。

どどのつまり医療制度も年金制度も介護制度も教育制度も、つまり社会保障はヨーロッパに比べて著しく薄い。貧弱で不公平で不完全で、いまだに取って付けたような制度なのだ。
よくヨーロッパは高負担高福祉、日本は中負担中福祉と言われるが、実情は中負担中誤摩化しだと私は思っている。

そこを誤摩化さないで福祉を厚くしようと導入されたのが、消費税ではなかったのか。
なのに、一向に消費税の福祉への充当の道筋が明瞭ではない。それどころか、今の高齢化のスピードに全くついていっていない。もう何年もついていってないのだ。

にもかかわらず、なぜ消費税増税に市民は賛成のような報道をするのだろうか。
特権階級である意思決定権のある人々は、消費税が上がろうが何しようが生活には関係ないのだろう。その鈍感なる人々をマスコミが擁護するかのような、その厚顔な報道ぶりには目を覆うばかりだ。

高齢化社会を甘く見てきたこの国では、医師も足りない看護師も足りない、今や高齢者は救急車にも乗れない時代になってきている。高齢者医療制度が逼迫しているからだ。
その見込みの甘さたるや、まるで戦中の南方戦線の大本営発表のようだ。

ともかく、私は今の制度のまま、消費税率を上げるのには絶対に反対だ。
税と社会保障の一体改革を本気でやらなくては、高齢化のツケは誰にも払うことはできない。

ほんと、何を考えているのだ政治家!、何で責任回避しているのだ官僚!、何をサボっているのだマスコミ!、何をぼんやりしているのだ市民!
をい日本、しっかりせいや!


ページトップへ Top of page