2013.6.14

2013年6月14日 金曜日

昨日から問題になっている復興庁の水野参事官の発言について、「知性に欠ける上から目線」的な報道に終始してしまった。残念この上ない。

そんな風に水野発言を取り上げれば上げるほど、当局の思うツボであり、この国の不作為を覆い隠すお手伝いをするだけではないのだろうか。
メジャーどころの新聞も、気骨ある東京の新聞も、原発をやめましょうの大御所の作家さんも、みな同じように水野発言を批判する一方で、その発言の根本に何があるのか見落としている……今日のわたしは、その一点で、この徒労感からなかなか立ち直れない。

水野発言は単に彼の「被災者を愚弄した」とか「政治家を馬鹿にした」とか「誠意や知性の欠片も無い」とか、そんなレベルの話題に落とし込んでしまう事では断じてないのだ。

彼の言動はむしろ、この国の方針のマーカーとしてとても重要なものだったのではないか。復興庁が「原発事故子ども・被災者支援法」という法律を、そのまま棚ざらしにして具体的に運用しないということを3月8日に決定したのだということを知らせてくれたのだから。
復興庁のこの方針の大転換を、少なくとも、わたしはずっと知りたいと思ってきた。

だからこそ、「参事官の暴言」に対して「副大臣が揃って謝罪する」という写真一枚が免罪符になってはならないと思うのだ。

つまり「参事官の暴言」と「支援法を履行しない国の不作為」とは、元々まったく違う次元の話なのだ。ここを混同していては、個人の暴言に怒れば怒るほど、国の不作為の実態を覆い隠すことに加担してしまう。この事実に、早く気づいて欲しいもなんだが……。

さてと、金曜日のディナーは東京スクエアガーデンの GRAHM’S CAFE へ。京橋の再開発地域が知らない間に、すごいことになっている。
それにしても、今週はくたびれた。
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