2013.6.12

2013年6月12日 水曜日

第二水曜日は、関西学院大学災害復興制度研究所の研究日。午前中の診療を終えて、丸の内キャンパスへ。

 
14時からは福島原発事故の「子ども・被災者支援法」を考える医療部会。前半は先月の続きで、松井英介氏から内部被ばくに関してのレクチャー。後半は、わたしと小林玲子弁護士でウクライナの報告会。

 
えっと、今日は iPad mini でスライドを動かしたかったのだが、明らかに失敗。急遽、iPhoneにプロジェクターをつなげてウクライナの写真を映した。

 
それにしても、こういう機械の進化にだんだん付いてゆけなくなってきた自分に、内心、モーレツにがっかりする。昔はもっともっと、パソコンも難しかったはずなのに難なく暮らしに取り入れてやってきたのにぃ。今日は大失敗だったなぁ。

 
実は、タブレット端末というものに馴れていない自分が居て、それをサクサク使う人々を横目で見ながら自分もヨッシャやってみようと思ってしまったのが災いした。ま、失敗は成功の元。これから研究して必ずやこれを使ってやろうじゃないの!

 
いやいや、初代のiPadも持ってはいたのだが、重くて重くて、全く好きになれなかった。使ってみたら好きになるかもと思って何度か試してみたのだが、どうしても好きになれなかった。だから使いこなせないでいたのだ、iPad。そのうち触れもしなくなってしまった。理由は、重いのとキーボードの操作性がダルかった。

 
わたしは昔からMacのノートパソコンのキーボードの感触が好きで、相性のいい機種は文字を打つ度に指の先から「癒される」。今使っているMacBook Pro のキーボードタッチもめっちゃ好きだ。

 
ところがiPadにはそれがない。で、やたら重い。いや重かった。最近、ひょんな事からiPad mini を使ってみて、これで電子書籍を読むようになって持ち歩くようになった。こやつを使ってみると、文字さえ打たなければ便利なことこの上ない。

 
最近とくに注目しているのが、実際に自分が紙媒体で読む本と、電子媒体で読む本の傾向がはっきり分かってきたことだ。もちろん、まだまだ電子化されていない本が沢山あって、自分が生きているうちに全ての出版物が電子化されることなどないだろうから、まだまだ理想的な環境にはほど遠いのだけれども。
でもね、たった今読みたい本をすぐにダウンロードできることが分かった瞬間、ものすごい多幸感に遭遇することが分かった。それは時間を得した気分になることから来るようだ。で、みるみる病み付きになってしまった。

 
すると実に面白い傾向が分かってきたのだ。前々からチラっと読んでみたいと思っていた本をダウンロードしておくと、ちょっとした空き時間にチラっと読んでみることが可能になった。コレって紙媒体だと決してできない離れ業なのだ。
それからページをめくるのがラクちんなのがいい。読飛ばしがガンガンできる。わたしという人間は、かように読飛ばしの名人だったのか、と、改めて知った次第。

 
もちろん、「やっぱり紙じゃなきゃ」と思うものも沢山あるだろうが、今は同時に何冊も読めて、持ち運びができて、おまけにオンデマンドで手に入る電子書籍が沢山眠っている我がiPad mini のことをかなり気にいっている自分がいる。これって我が人生に初めて現われた、そう、「読書革命」なのだ。

 
さてと。少し時間に余裕がある今夜は、ベッドサイドにiPad mini を持っていって、小説なんか読みながら眠りたいと思う。読みかけのルソーの話なんぞ。
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