うっちーの心遣い

2011年9月28日 水曜日

それはたぶん、2週間ほど前のことだったと思います。
makenaizoneの初期からのメンバーである、うっちー(内田さん)からメールがありました。

「当日、増島さんにお花差し上げますか? それとも美味しいお菓子の方がいいかしらん」
わたしは正直、うっちーの言葉にハッとして、まるで雷に打たれたような感じがしました。
わたしは次にもしも生まれ変わったら、お花屋さんになりたいと、心からそう思っている自分が居ます。何よりも人に花を贈るということが大好きな性分なのです。
花は贈る人も贈られる人も、とても嬉しい気分にさせてくれます。

そんなわたしなのに、大切な増島さんの講演会に、お花を贈ろうという発想が、まったくありませんでした。
増島さんは次の日に東北の被災地に帰られる。ならば、お花は邪魔ではないか……。なんという、貧しい発想なのでしょうか。
わたしはその晩、自分の貧しい発想に、とても落胆しました。とともに、うっちーの優しい心遣いに、とても感動したのでした。

被災地にお帰りになる増島さんにだからこそ、よけいにお花を贈るという心遣いが大切なのですよね、うっちー。
わたしたちは、これからも増島さんを少しでも勇気づけたい、寒い冬に向かっても、お元気で被災された方々に寄り添っていって頂きたいと願っています。
そんな敬意と労いと感謝の心がいっぱいに詰まった、お花のアレンジメントでした。うっちーが心をこめて選んでくれたバラは、とてもいい香りがしていました。

講演の最後に、笑顔のうっちーから笑顔の増島さんにお花が手渡された瞬間に立ち会うことができて、何だかとても大切な時間を頂いたような、そんなそんな嬉しい晩でありました。
              ☆


みなさまへ
2011年9月28日の増島智子さんの講演会にお集り頂いたみなさま、お手伝い頂いたみなさまに、心から感謝申し上げます。
痛みの中重いPCを貸し出してくださった若林さん、会計をかって出てくれた岩崎さん、ぞうの売り子をしてくださった宮田さん、
買い物に走ってくださった山本さん、厚い労いの言葉をかけてくださった勝浦さんなど、もうどなたが欠けても成立しない会でした。
記録用のVTRやPCのお手伝いをかって出てくださった大久保さんにも、この場をおかりして心より御礼申し上げます。
とりわけ、事前に何の打ち合わせもなく、速記をしてくださったしむたんこと、紫牟田伸子さんは指が痛くてらっしゃるのに、黙々とキーボードを叩いてくださっていました。本当に頭が下がる思いです。心より心より感謝致しております。

わたしはと言えば、AT&FR&NY&JPという4つの地点を結んで講演会を生中継する計画は、大失敗いたしまして、海外組のみならず、講演会にお越し頂いたみなさまにも、増島講師にも雰囲気を壊してしまい、たいへん申し訳なく思っております。

反省は反省として、しかしながら今回、makenaizoneの方々のすばらしさに、自分がこれほど感激しようとは思ってもみませんでした。
ここに集まってくださった方々の、暖かいお気持ち、連携プレーは、わたしの拙い表現力では到底表すことのできないほど、すごく大きなものでした。
これからもmakenaizoneは、みなさまにお助け頂いて、世界中にまけないぞうを羽ばたかせていけるよう、邁進して参りたいと思います。
今後とも、どうぞ心よりよろしくお願い致します。

makenaizone主宰 青木正美


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