1月17日、1995年の阪神・淡路大震災から22年 深~い1月17日でした。

2017年1月18日 水曜日

(被災地NGO恊働センターのfacebook投稿から 転載させていただきます)

1月17日、1995年の阪神・淡路大震災から22年を迎えました。
いつものように、当センターの事務所の庭にある観音様の前に各地から来てくれた仲間たちとともに朝5:46に犠牲になられた方へ祈りを捧げました。
当センターの観音様や部屋の中にある仏壇にはご縁のあった方のお位牌や、各被災地の犠牲になられた方のお位牌があります。みなさんでその御霊に祈りを捧げました。
昼間にも普段からいつもお参りに来てくれている女性がお祈りにきてくれました。少し立ち話をしていると、「実は長田で主人を亡くなしたんです。即死でした」と話してくれました。
「もちろんいつも仏壇などでお参りはしているけど、いつも仕事でここの近くを通るから、その時はお参りさせてもらっています。ここに観音様ができて、心が落ち着いたの」と話してくれました。「こんなこというの初めて」と。
観音様が当センターに建立されてから、16年経ちました。その頃から、その女性は来てくれていますが、そんなお話を聞いたのは初めてでした。本当にひとり一人の背景があるんだなとあらためて感じました。
一方であの日にこの世に生を受けた人もいます。いま当センターのスタッフとして一緒に働いています。複雑な想いを持ちながら、いままで生きてきたと聞きました。
でもその震災の日に多くの人に支えられたいのち、私だからこそ何か人の役に立てないかという想いの中で、災害救援の活動に興味を持ち、活動に携わってくれています。今年は事務所でみんなに囲まれ、お誕生日のお祝いをしました。
夜は熊本報告会で、現地スタッフの3と関係者がこれまでの活動を振り返りながら、現在の状況を話してくれました。40人近い人たちが参加してくださり、それぞれ活発なお話ができました。
今年は、悲喜交々、たくさんの新しい出会いを感じることのできた1月17日でした。
NGO0117


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