2014.9.27

2014年9月27日 土曜日

御嶽山が噴火した。

軽井沢ではまったく地震もなく、前日も何も異変は見られなかった。
いつも新幹線で駅に着いた時、ドアが開いた瞬間の第一呼吸で、その時の浅間山の様子を探るのだが、金曜の夜は新鮮な山の匂いだった。噴火しているときには、火山の匂いがするのだ。
金曜の晩から雨がかなり降った。土曜は昼過ぎまで寝ていたのだが、たぶん朝から晴天だったようだ。それで夕方、クルマのボンネットの上に降灰を見つけた。

御嶽山は火山の分類上、太平洋プレートが陸のプレートに沈み込む事によって生じるマグマ溜により噴火が起こる「東日本火山帯」に属している。
あの311のマグニチュード9の地震があってもなお、火山の噴火が無かった日本列島だったのだが、今回の御嶽山の噴火がM9の東日本大震災の地殻変動によって起こった噴火だとしたら、今後はかなり長く火山活動は続くのではないだろうか。

それにしても、NIEDのHi net には御嶽山の測定所がないのはどうしてなのか。最も近いのが下呂なんであって、まぁ、浅間山も御代田が最も近い測定所なのだが、どうも納得出来ない。
分かるヒトにしか分からない事を書いてしまった。ともかく東日本大震災以来、信じられないほど多くの研究費が投入されているにもかかわらず、未だに「地震界」と「火山界」の間には、深くて長い溝があるのだろうなぁ。

それから、登山客の犠牲者の死因が何なのかも今ははっきりしないが、医者が検死をしていないからという理由だけで、「意識が無い」という曖昧な表現は、あれでいいのだろうか?
だって、火山ガスが出たからなのか、落石などに因るものなのか、あるいは降灰に埋まってしまったのか、どんな事が山頂で起こっているのだかさっぱり分からない。

ともあれ、今回の噴火はHi netの下呂を見ても、当該時間ですら殆ど揺れていないことを見ても、本当に局所で急な発生だったのだろう。
であれば、川内原発なんか、ここ3〜4年で新燃岳噴火し桜島も活発化しているのだから、再稼働だなんてとんでもないことだ。

颱風17号は、列島には近づかないらしいが、安倍晋三さんよ、その目をかっぽじってよく見るがいい。こいつが来ていたらと思うと、ほんと生きた心地がしない。
この国は、とんでもない自然災害の巣なのだよ。
それにしても、今夜の東京は涼しい。
風邪ひかないように気をつけましょう!


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