2014.9.24

2014年9月24日 水曜日

心から敬愛する黒田裕子さんが、とうとう亡くなってしまわれた。

最後のメールは6月末。
「戦争に反対する医療・介護・保健従事者の会」を立ち上げる際、真っ先に黒田さんに呼びかけ人になって頂いた。
というのも、昨年末「特定秘密保護法に反対する医師と歯科医師の会」を立ち上げたところ、黒田さんから「次に何かやるときは、ぜったい看護師を入れてくださいね」と言われていたからだ。

ほんと人ごとではない、紺屋の白袴。気がついた時は、肝臓がんが全身に転移をしていて、2ヶ月と余命宣告をされたそうだ。しかし、残された命はいくばくもなかった。
長く寝込まなかったのは、まったくもって黒田さんらしい。阪神・淡路大震災以来、恐らく一度も休暇らしい休暇を取ったことがなかった人ではないかと思う。
休暇を取らなかったけれども、その分はおしゃれを楽しんでおられた。サイズは5号サイズ。だから慢性の疲労と元々のやせで、発見が遅れてしまわれたのだろう。

災害復興界にあっては数少ない医療者として、ほんとうに色々なことを教えて頂いた。そうして、戦争を知る世代の先輩として、恐ろしいほどの覚悟を決めて戦争反対を言っておられた。
志なかばで旅に出られたが、またあっちの世で、必ず一緒に行動しましょうね。待ってて下さい!

宵闇に君が拓きし道光る (惜 黒田裕子さん)

http://digital.asahi.com/articles/ASG9S3SQ1G9SPIHB010.html


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