2014.8.26

2014年8月26日 火曜日

今夜は閉診後に郡山の妹が遊びにやってきて、佃のイタリア料理屋さんでピッツァとパスタを食べながらあれこれおしゃべりタイムとあいなった。
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彼女の娘一家は郡山から会津若松に自主避難をしていたのだが、この夏、正式に会津に永住を決めたそうだ。その娘の一家に二人目の孫が生まれて、バアバも会津と行ったり来たり。夫の両親とも同居していて、介護にも時間がとられる。
だから時々、仕事で東京にやってきた時には、いっしょに美味しいものを食べることが息抜きになる。

彼女はピッツァに齧りつきながら、
「広島の避難所の人たち、ホテルに移せないんですかね?家も家族も失ってボロボロでしょうに」
本当にそうだ。25日の毎日新聞によると避難所に1669人が避難しているという。小学校の新学期が始まらない、と。
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広島市は、日本で有数のホテル王国なのだ。仙台の次に多いのではないだろうか。
そこに入ってもらってはどうだろうか。
政府のエライさんが言えば一瞬で決まる事だが、役人は被災者の平等が保たれないからという理由で、なかなか実行できやしないのだ。
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でも、被災者には、何よりも個室でゆっくり風呂に入り、清潔なベッドでぐっすり寝ることで、緊張状態を少し緩めることができるだろう。ボロボロになってしまった尊厳が少し取り戻せるのではないだろうか。
東日本大震災のように巨大な被災地なら不可能だろうが、2000人ほどの被災者に尊厳あるプライバシーと暖かい風呂がどれほど必要なことなのか、何時になったらこの国の役人にわかるのだろうか。
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とか何とか二人でとめどなくあれやこれや話しながら、ブラッドオレンジのムースまで食べて、最終の21:44の新幹線に間に合うように東京駅まで送って行った。乗ってしまえばたった80分で着くのだし、ここのところ毎月ぐらいに会っているのだが、別れはいつもせつない。いつも何となく、戦地に送り出すように感じるのだ。
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ところで今日の夕方、旭川のドクターからIBCの指名を受けてしまった。24時間以内に実行しなければならないので、27日は昼休みにアイスバケツをかぶる予定だ。色々な批判は承知の上だが、ALSと聞いては断れない。20年ほど前にALS友の会の方の講演を聴いてから、この病気にはいかに男女で社会的に格差があるものだったのか、片時も忘れたことはない。その話はまた次に。
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閉診後は三宅洋平のライブ。昨晩初めて洋平が自分でツイートしていたが、遅いぞ洋平!246席のライブ会場など、瞬時のsold-outにならなくてどうするよ。
それから17時からはNHKの「ゆうどき」という番組にちょこっと出ます。
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