2014.2.3

2014年2月3日 月曜日

悲しいことだが、統一候補は無理だろう。

「脱原発の都知事候補に統一を呼びかける会」の会見を見ながら、ずっとそう思っていた。だって、みんな傷ついている。何でこんなにこれ以上傷つく必要があるんだろう。

選挙運動はもはや、宇都宮—若年層・反貧困、細川—中高年夢を持とう組、の体をなしている。ここは一緒になれないだろう。

しかしながら、自公の組織票の中に、果たしてどれだけ両陣営にシンパシーを感じる人たちが出てくるのかを、よく考えてみよう。で、そんな人々を掘り起こして、肩を叩き合い、共に頑張ってゆこう、と言えるのかが、これからの私の課題だと思っている。

私の同業者の多くは、日本医師会なる自民党の後援団体に属している。

毎日、どこかの医師会やその他の後援団体を舛添候補は回って、挨拶していることだろう。で、こういう後援団体に属している人々は、アベノミクスで株高の果実を手に入れた人も多いだろう。

しかし、彼らも人の親であり、孫が可愛い祖父母なのだ。孫の代まで原発大国で地震大国で事故が起きないとは限らないではないか。

新しい価値観、新しいエネルギーに舵を切るのは、元総理二人の起爆力に頼るしかあるまい・・・何人がそう思って、投票場で舛添と書かなくでくれるのかに、期待をしたい。

もう一つ、わたしのオフィースは原子力産業の各会社が、日本で最も集まっている地域にある。その産業の中で仕事をされている方々が、私のクライアントにはたくさん居られる。

私は今まで、原発を即刻やめなければ、この国は21世紀のポンペイになる、と散々書いてきたし、自分の診療室でも毎日毎日言っているし、声が掛かればどこへでも講演に言っている、自分の論文をクライアントに配ってもいる。

そういう脱原発論者の医師であるという事実を知ってもなお、私のクライアントに停まっておられる、その産業の方々が沢山おられるのは事実なのだ。

私は内心、この方々の投票行動に期待をしていたりする。

「脱原発の都知事候補に統一を呼びかける会」の皆さんには、特に河合弁護士と海渡弁護士の、その機微とかを知る者の一人として、ここを強引に突破するよりも、わたしは私に出来ることをしっかりやってゆこうと思うのだ。

東京都医師会のドクターたちよ、東京都歯科医師会のデンティストたちよ、日本看護協会のナースたちよ、日本薬剤師会の薬剤師たちよ、それに電事連関連の我がクライアントたちよ、選挙場に行ったら、ぜひとも自分の良心に従って一票を投じて欲しいです。

それぞれのギョーカイなんて、南海トラフ地震や茨城沖地震がきたら、一瞬でぶっ飛んじまうってこと、忘れないで欲しいです。ただ、それだけです。

 


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