S88.8.8

2013年8月8日 木曜日

最後の新患の予診を取り始めたところで、緊急地震速報が鳴った。
診察を中断して、メール確認とTwitterにアクセス。続いてスタッフに指示を出して、radikoを立ち上げてみるも、地震の知らせは入ってこない。ホッ!

「奈良 M7.8 震度7」と出た時には、正直、色々な事が頭を駆け巡った。
駆け巡ったことを、ここに全て書き出す事ができない程に。

日本には英雄が描かれてきた所謂「歴史」の他に、「災害史」というものがある。
正確に言えば、災害の歴史があって、その上に時の運を見方につけた英雄が登場してくると言った方が正しいだろう。

奈良の大仏はなぜ作られたのかを知れば、その時代に今の近畿地方は絶え間ない災害に襲われていたことが分かる。
大仏は失われた命に対しての鎮魂の意味合いと、生活の糧を無くした人々を救う公共事業の意味があって建立されたものだ。

奈良とはそういう土地であって、つまり末代まで語り次がれるような大地震が起こった場所であったのだ。
緊急地震速報の音を聴いたとたん、なぜか聖武天皇の気持ちが少しだけわかった気がしたのだった。

さて、今日の緊急地震速報だが、これで良いと思う。
ドンマイドンマイ、見逃しよりも、空振りでいい。
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