2013年06月


2013.6.4

2013年6月4日 火曜日

今日は色々な人と会わなくてはいけなかったのだが、考えさせられることが沢山あった。

わたしは公開日記を書くに当たっては、自分の患者さんが他者から特定できないように、そこだけは慎重にしている。
医師の中には、その辺りをメッチャ緩やかにされている方々もたくさん居られる。
わたしのような名もなき医者と違って、ご自分の患者さんの事を堂々と著書に書かれたりしている方も大勢おいでだ。
でも、医者は、それをやっちゃぁおしまいよ〜。
だってだってだって、日々の診療は「取材」ではないのだよ、おのおのがた!

わたしが患者さんのことを公開日記などに書く場合は、まずご本人の了解が取れていること。
直接の容態などには触れることはしないこと。
ご家族のことにも細心の注意をすること。で、リクエストがあればすぐに引っ込めること。
それらが守られた時に初めて書かせて頂く場合もある。

ということで、敢えて書かないことが沢山あるのだが、しかしちょっと堅い言い方をすると、普遍的な問題提起にもなるので書かねば、という問題も時にはある。
で、本当は今夜はそんな晩なのだが、やはり書けないなぁ。

サッカーワールドカップ最終予選。オーストラリアに1−1の引き分けで、予選突破となった。
5大会連続だ。ドーハで負けて立ち直れなかった……、ジョホールバルで勝って眠れなかった……。20年なんか、本当にあっという間だった。
本田のPKはど真ん中に決まった。さっ、今夜はいい気分で眠ろう。
明日は20時からラジオの本番だ!
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会社でタオル 見つけました〜☆ えりーより。 Found pleinty towels!! – by Elie

2013年6月3日 月曜日

【5月26日の上智大学「まけないぞうショップ」で売り子さんのお手伝いをした鈴木絵理さんのお便りです】
eliesuzuki5月28日  勤め先の会社で タオルをいっぱい見つけました!
このタオル みんな「まけないぞう」になります☆
「やっぱりこの目で見て触れたら何かしたい!って思えたんです。
良かった、何かできて!小さいですけど (*^^*)
非力ながらこれからも協力させてください!」
・・・ 絵理さん&協力してくださった会社の皆様 ほんとうにありがとうございます!
皆さまの 心のひとつひとつが集まって大きな力になります。
「まけないぞう」のもとになる、大切なタオル 引き続き募集しています。

***

未使用のタオル(会社名や店名などが付いているタオルでも大丈夫です)が見つかったら・・・

タオルのご寄付をしていただくことで 「まけないぞう」にご協力いただくことが出来ます。

Q:「まけないぞう」のもとになるタオルはどこへ送ればよいでしょうか?
A: お送りいただくタオルがまとまりましたら、被災地NGO恊働センターへ 電話、またはメールでお問い合わせください。
(TEL:078-574-0701またはメール:ngo@pure.ne.jp)。
送付先住所をお知らせいたします。
詳しくは、こちらをご覧ください。http://www.pure.ne.jp/~ngo/zou/towel_j.html

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2013.6.3

ここのところ、ウクライナの旅行日記と感想文のようなものを、なるべくたくさんの方々に読んでいただきたいと思い、少し行動している。
わたしが今感じていることは、概ね先日の国連人権理事会のアナンド・グローバー氏の提言に重なるところが多い。

白血病などの予兆を掴むためにも、例えば甲状腺癌のフォローアップのためにも血液検査はどうしても必要だ。
内部被ばく殊にセシウムの多寡を調べるためには尿検査も必要。
低線量被ばく地帯に暮らす多くの人々の為に、しっかりと検査体制を作る事をしなければと思う。

甲状腺エコーやホールボディーカウンターという「機械モノ」が大好きな日本人だが、もっともっとプリミティブな検査の必要性を感じる。
で、この場合、わたしが一番問題だと思っているのは、小児(新生児を含む)の採血が大変難しいということだ。
どこでも気軽にできる検査ではない。テクニックを持ったナースなどを確保しなければならないし、膨大な医療費がかかる。
そこが一番の問題点だと思うのだ。機械を揃えればいい、というのではないのだから。
わたしも手術室に入っていた時代には、よく小児の点滴ラインを取っていたが、本当に難しいものだ。まず、ここを乗り越えて人を揃えなくてはならない。

それから食品の全品検査を徹底したい。これだけ国土が狭ければ、何らかの形で食物連鎖によってなどして、汚染されたものが体内に入る可能性が高い。
ここは東京では品川の食肉市場にならって、ここのノウハウを拡大して、ぜひともなるべく早期に施行していって欲しい。
もちろん、その際に土壌の調査もしっかりとすべきなのは言うまでもない。

福島第一原発で事故の処理作業に携わっている人々の健診を、徹底的にすることも急務だ。この作業員の方々の安全性を無視してというか犠牲にして、この国は前に進む事はあってはならないと思う。
チェルノブイリの事故では、リクビナートルといわれる原発作業員が中心になって、チェルノブイリ法を制定したのだから。しかし、福島原発の作業員にその余力はないだろう。

というようなことを、沢山の方々に聞いて欲しいと思う。この目で見てきたことは、もう見なかったことにはできない。
20世紀のウクライナで出来ていることが、21世紀の日本で出来ないとしたら、それは国の不作為以外のなにものでもないからだ。

というような事を 6月5日(水)20時からのJ-WAVE 「JAM THE WORLD」でお話します。
田原総一朗さんのナビゲートの報道番組です。

J-WAVE は 81.3 FMです。
http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

生放送の田原さんの突っ込みに、完ぺきに応えられるかどうか不安ですが、お時間があれば聞いて頂ければ幸いです。

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2013.6.2

2013年6月2日 日曜日

デモ日和の晴れとなった。夕方、国会前へ。
芝公園から歩いてきた人々やら自転車隊やら各スピーチコーナーやらドラム隊やら。
いい感じのデモの日曜日だ。

ウクライナから帰ってきて、初めてのデモへの参加。ちょっと格別な思いがする。
25年後の日本を見に行ったのに、あのウクライナよりももっと酷い条件下にある日本を確認して、「さて、どうするべ」と思ったら、いくつも方法はないことに気づいたからだ。

国民投票かデモか、それぐらいしか私たちの意志を表明する手段はないのだなぁ、と。

さて、いつものように国会議事堂の交差点でタクシーを降り、ちょうど首都高速のトンネルの真上にいるバンド隊の所へ直行した。
そこにはかなりかっこいい、ブラスバンドが音楽を奏でていた。90分ほど皆と踊って、帰宅。

さぁて、また明日から一週間が始まる。
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2013.6.1

2013年6月1日 土曜日

原稿を書いて、洗濯をして、調べ物をして、ご飯を炊いたら一日が終了。
洗濯は洗濯機が勝手にしてはくれるのだが、家事の中では一番好きだ。何故かというと、キリがあるからだと思う。

そうそう、殆どの家事にはキリがない。終わりと始まりがはっきりしない。いつまでも終わらない。丁寧にやっていると際限なく時間がかかる……わたしが家仕事が苦手であるのはココなんだなぁ。
でもって、だからものすごく大変なのだ。そこにもってきて、子育てや介護があったら、本当にその大変さたるや想像を絶することだろう。
それに比べれば、外仕事は簡単だ。まず、キリが分かり易い。しかも報酬がある。おまけに社会的に感謝でもされようものなら、本当に充実感がある。やってて良かった、と、冥利に尽きることも多々あったりして。

こういうキリのない家仕事を、もっともっと評価する社会でなくちゃいけない。
手間ひまをかけてする家仕事は、本当に根気がいるということを、もっと思い出さないといけないなぁ。

明日は原発反対のデモの日。
どうすれば原発を止める事ができるのか。そのことと世界大戦は、ものすごく深い所でみっしりと繋がっている。だから基地問題も従軍慰安婦問題も、根底で全部つながっている。も、もちろん憲法問題も!
キーワードは人権だ。そんな事もしっかりと考えながら6月を始めよう。

あした天気になぁれ!
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