ドクター青木のぞうさん日記

makenaizone主宰の青木正美が、自分の生活の中でできるボランティアとは何かを考え、実行してみよう、そんな四方山話を綴ります。
Dr Aoki's Prescription...

2013.6.1

2013年6月1日 土曜日

原稿を書いて、洗濯をして、調べ物をして、ご飯を炊いたら一日が終了。
洗濯は洗濯機が勝手にしてはくれるのだが、家事の中では一番好きだ。何故かというと、キリがあるからだと思う。

そうそう、殆どの家事にはキリがない。終わりと始まりがはっきりしない。いつまでも終わらない。丁寧にやっていると際限なく時間がかかる……わたしが家仕事が苦手であるのはココなんだなぁ。
でもって、だからものすごく大変なのだ。そこにもってきて、子育てや介護があったら、本当にその大変さたるや想像を絶することだろう。
それに比べれば、外仕事は簡単だ。まず、キリが分かり易い。しかも報酬がある。おまけに社会的に感謝でもされようものなら、本当に充実感がある。やってて良かった、と、冥利に尽きることも多々あったりして。

こういうキリのない家仕事を、もっともっと評価する社会でなくちゃいけない。
手間ひまをかけてする家仕事は、本当に根気がいるということを、もっと思い出さないといけないなぁ。

明日は原発反対のデモの日。
どうすれば原発を止める事ができるのか。そのことと世界大戦は、ものすごく深い所でみっしりと繋がっている。だから基地問題も従軍慰安婦問題も、根底で全部つながっている。も、もちろん憲法問題も!
キーワードは人権だ。そんな事もしっかりと考えながら6月を始めよう。

あした天気になぁれ!
IMG_4053


2013.5.31

2013年5月31日 金曜日

国連科学委員会UNSCEARが福島第一原発事故に因る放射線はチェルノブイリ事故の1/60に過ぎないので、明らかな健康への影響はないという報告者を発表した。

先だって、国連人権理事会は殆ど正反対の報告書を発表したばかりなのに、国連というところはどうなっているのだろうか。
ま、UNSCEARはIAEAやICRPと構成人員が重複しているので、信頼性が劣るという見方も強いらしいが、このあたりが正直よくわからない。

安保理直属の組織であるIAEAのメンバーがUNSCEARの構成人員であるならば、要するにそういう国連の序列なのだろう。
つまり、国連人権理事会よりも発言力は大きいと見るべきだろう。

案の定、マスコミの扱いも大きく、NHKニュースはいの一番に報道されwebでも見る事ができるほどだ。
読日産はここぞとばかりの報道だ。

とかくこの国は「国連」という文字に弱い。国連こそ最高機関であると思っている節がある。
かくいう私も、20年ぐらい前までそう思っていた。
しかし、例えばチェルノブイリいえ、1958年のIAEAとWHOの放射線被害についての「取り決め」を見ても分かる通り、国連機関にはそれぞれ厳密なる上下の関係がある。

UNSCEARはきっと強権を持っているのだろう。
しかしさぁ、1/60の訳があるまい。本当に脱力を隠せない、五月晴れの五月の晦日だ。
IMG_4045


2013.5.30

2013年5月30日 木曜日

今日は閉診後、月に一回の座禅の日。
でも、折れた肋骨が痛いので、困ったなぁと思っていたら、コテっと寝てしまったのだった。
ヤバっ。いびきかいちゃったかなぁ……。2度ぐらい途中で起きたのだが、また寝落ちてしまった。
しかし、瞑想の最中に寝るというのは、もう紙一重のところで、めっちゃいい気持ちだった!

それにしても、ウクライナの旅を挟んだ3週間が余りにもハチャメチャだったので、まだ体力が回復していないような。
これからの週末の予定もだんだん埋まりつつあって、少し焦る5月の終わりだ。

IMG_4038


2013.5.29

2013年5月29日 水曜日

28日にジュネーブで国連人権理事会のアナンド・グローバー氏が東京電力福島第一原発事故による被爆の報告書を提出し、勧告をおこなった。
ともかく、国の健康調査は全くもって足りない。
なぜ血液検査がなされていないのか、ほとほと理解に苦しむ。
内部被爆に関しても、最低限尿検査をしなくては。

いま原発事故後の被ばく健診では、どういう訳か甲状腺のエコーだけにスポットが当たっている。
しかし、それこそあまり初期の131Iの被ばくばかりに気をとられていては、未来の大きな失策を免れないだろう。

TEPCOの肩を持つつもりはサラサラないが、チェルノブイリに比べて131Iの総量は少ないと思われる。
それよりも経年変化を知るためにも、血算ことに白血球、セシウムの内部被ばくをみるためには尿検査が必須だ。
日本の高度医療に馴れている人々は、とかく「機械もの」の検査が好きで、エコーやホールボディーカウンターも精度の良いモノを欲している。医療者も患者も。
しかし、そんな機械モノよりも大事な検査があるのだ。

殊に専門家の手で行わなくてはならない「小児の採血」が最も重要かつ、現実的に実施をするとなると難しい問題が多々ある。
小児の一般外来が止まってしまうなど、しっかりとした対策を立てなければならないだろう。
しかしボヤボヤしている暇はない。必ずやらねば!

もう一つ。原発で収束作業に当たっておられる人々への健康診断も、即刻やらなくてはならない。
こんなことは、国連人権理事会の勧告を待つまでもなく、である。

ウクライナは経済的に日本よりも貧しい国に思えた。
しかし、やるべきことはやっている。
わたしたちは、現状をしっかりと把握して直視して、実行に移すことをしていかなくてはならないと思うのだ。
IMG_4031


2013.5.28

2013年5月28日 火曜日

さっちゃん編集長が本日ちょっと寄ってくれました。
5月26日(日)の上智大学オールソフィアンフェステイバルも無事終了し、360頭のまけないぞう完売!
すばらしい一時帰国でありました。
また秋に帰ってくるべさって、本当に流れる月日は早いもんでさーね。

しかし、このコンビも来年で50周年。まんずまんず、Life is short だっぺ!
がんばっぺ東北、がんばっぺ同級生!
IMG_4023

ページトップへ Top of page