ドクター青木のぞうさん日記

makenaizone主宰の青木正美が、自分の生活の中でできるボランティアとは何かを考え、実行してみよう、そんな四方山話を綴ります。
Dr Aoki's Prescription...

2013.6.6

2013年6月6日 木曜日

棒が一本あったとさ
葉っぱかな
葉っぱじゃないよ カエルだよ
カエルじゃないよ アヒルだよ
6月6日に雨ザーザー降ってきて
三角定規にヒビいって
アンパン2つ 豆3つ
コッペッパン2つくださいな
あっという間に かわいいコックさん

6月6日になると、この歌を歌わずにはいられない。
55歳の6月6日なのだ。

追伸 昨晩から我がmakenaizone HPに正常にログインできない。田中幸子編集長も困り果て、テクニカルスタッフも奮闘ちう。何故かiPhoneから入れたのだった。ナンデダロ〜


2013.6.5

2013年6月5日 水曜日

今日は診療終了後、J WAVE の JAM THE WORLD に電話出演。
ナビゲーターは田原総一朗さん。

予想していないことを聞かれて、汗がバジャバジャ出まくった。
それにしても、テレビやラジオというのは何度出ても、自分が思っていることの30%もしゃべれない。
田原さん相手に100%しゃべれる人は、そうは多くはないだろうけれども、始めの4〜5分はしどろもどろになってしまった(>-<)。
けれども、今回という今回は、自分に出来るだけのことをしようと思っている。
できるだけ多くの方々に、自分の原稿を読んで欲しい。
話を聞いてくれるところがあれば、どこにでも行こう。そう心に決めている。

20世紀に旧ソ連だった国が20年以上も続けている、血液検査や食品検査や土壌調査を、21世紀の日本ではできていないのだ。
それがどれほどおかしいことで、それがどれほどツケを後の世代に回すことなのか、もう一度考えてみようではないか。

54基の原発の存在が意味するところは、私たちの「無関心」と「無責任」と「無知」の結果に過ぎない。
だから、もう一度みんなで考えようと、今ならわたしは心から言える。そう。ウクライナに行ってきたからだ。

という訳で、玉のような汗が飛び散った、JAM THE WORLD 本番の巻。おしまいおしまい。
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2013.6.4

2013年6月4日 火曜日

今日は色々な人と会わなくてはいけなかったのだが、考えさせられることが沢山あった。

わたしは公開日記を書くに当たっては、自分の患者さんが他者から特定できないように、そこだけは慎重にしている。
医師の中には、その辺りをメッチャ緩やかにされている方々もたくさん居られる。
わたしのような名もなき医者と違って、ご自分の患者さんの事を堂々と著書に書かれたりしている方も大勢おいでだ。
でも、医者は、それをやっちゃぁおしまいよ〜。
だってだってだって、日々の診療は「取材」ではないのだよ、おのおのがた!

わたしが患者さんのことを公開日記などに書く場合は、まずご本人の了解が取れていること。
直接の容態などには触れることはしないこと。
ご家族のことにも細心の注意をすること。で、リクエストがあればすぐに引っ込めること。
それらが守られた時に初めて書かせて頂く場合もある。

ということで、敢えて書かないことが沢山あるのだが、しかしちょっと堅い言い方をすると、普遍的な問題提起にもなるので書かねば、という問題も時にはある。
で、本当は今夜はそんな晩なのだが、やはり書けないなぁ。

サッカーワールドカップ最終予選。オーストラリアに1−1の引き分けで、予選突破となった。
5大会連続だ。ドーハで負けて立ち直れなかった……、ジョホールバルで勝って眠れなかった……。20年なんか、本当にあっという間だった。
本田のPKはど真ん中に決まった。さっ、今夜はいい気分で眠ろう。
明日は20時からラジオの本番だ!
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2013.6.3

2013年6月3日 月曜日

ここのところ、ウクライナの旅行日記と感想文のようなものを、なるべくたくさんの方々に読んでいただきたいと思い、少し行動している。
わたしが今感じていることは、概ね先日の国連人権理事会のアナンド・グローバー氏の提言に重なるところが多い。

白血病などの予兆を掴むためにも、例えば甲状腺癌のフォローアップのためにも血液検査はどうしても必要だ。
内部被ばく殊にセシウムの多寡を調べるためには尿検査も必要。
低線量被ばく地帯に暮らす多くの人々の為に、しっかりと検査体制を作る事をしなければと思う。

甲状腺エコーやホールボディーカウンターという「機械モノ」が大好きな日本人だが、もっともっとプリミティブな検査の必要性を感じる。
で、この場合、わたしが一番問題だと思っているのは、小児(新生児を含む)の採血が大変難しいということだ。
どこでも気軽にできる検査ではない。テクニックを持ったナースなどを確保しなければならないし、膨大な医療費がかかる。
そこが一番の問題点だと思うのだ。機械を揃えればいい、というのではないのだから。
わたしも手術室に入っていた時代には、よく小児の点滴ラインを取っていたが、本当に難しいものだ。まず、ここを乗り越えて人を揃えなくてはならない。

それから食品の全品検査を徹底したい。これだけ国土が狭ければ、何らかの形で食物連鎖によってなどして、汚染されたものが体内に入る可能性が高い。
ここは東京では品川の食肉市場にならって、ここのノウハウを拡大して、ぜひともなるべく早期に施行していって欲しい。
もちろん、その際に土壌の調査もしっかりとすべきなのは言うまでもない。

福島第一原発で事故の処理作業に携わっている人々の健診を、徹底的にすることも急務だ。この作業員の方々の安全性を無視してというか犠牲にして、この国は前に進む事はあってはならないと思う。
チェルノブイリの事故では、リクビナートルといわれる原発作業員が中心になって、チェルノブイリ法を制定したのだから。しかし、福島原発の作業員にその余力はないだろう。

というようなことを、沢山の方々に聞いて欲しいと思う。この目で見てきたことは、もう見なかったことにはできない。
20世紀のウクライナで出来ていることが、21世紀の日本で出来ないとしたら、それは国の不作為以外のなにものでもないからだ。

というような事を 6月5日(水)20時からのJ-WAVE 「JAM THE WORLD」でお話します。
田原総一朗さんのナビゲートの報道番組です。

J-WAVE は 81.3 FMです。
http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

生放送の田原さんの突っ込みに、完ぺきに応えられるかどうか不安ですが、お時間があれば聞いて頂ければ幸いです。

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2013.6.2

2013年6月2日 日曜日

デモ日和の晴れとなった。夕方、国会前へ。
芝公園から歩いてきた人々やら自転車隊やら各スピーチコーナーやらドラム隊やら。
いい感じのデモの日曜日だ。

ウクライナから帰ってきて、初めてのデモへの参加。ちょっと格別な思いがする。
25年後の日本を見に行ったのに、あのウクライナよりももっと酷い条件下にある日本を確認して、「さて、どうするべ」と思ったら、いくつも方法はないことに気づいたからだ。

国民投票かデモか、それぐらいしか私たちの意志を表明する手段はないのだなぁ、と。

さて、いつものように国会議事堂の交差点でタクシーを降り、ちょうど首都高速のトンネルの真上にいるバンド隊の所へ直行した。
そこにはかなりかっこいい、ブラスバンドが音楽を奏でていた。90分ほど皆と踊って、帰宅。

さぁて、また明日から一週間が始まる。
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