ドクター青木のぞうさん日記

makenaizone主宰の青木正美が、自分の生活の中でできるボランティアとは何かを考え、実行してみよう、そんな四方山話を綴ります。
Dr Aoki's Prescription...

2013.3.18

2013年3月18日 月曜日

前線の通過に伴って、日本列島は春の嵐になった。

夜のニュースを見ていると、福島第一原発で停電が起こって1、3、4号機の燃料プールと共用燃料プールの冷却ができなくなっているというニュースが入ってきた。
何が原因であるのか分からない停電が起こったのだそうだ。プールの温度が安全域に保たれているのは4日間。
1、3、4号機のプールには2100本の、共用プールには6300本の使用済み燃料が保管されているのだという。

私たちはいったい、いつまでこんなにも不安な日々を生きなくてはならないのだろうか。
もし今回、運良く機能が回復しても、この先も同じようなトラブルを抱えてゆくのだ。

福島第一原発のプラントに、私たちはもっともっと正面から向き合ってゆかなくてはならない。
日に3000人もの労働者の方々の存在があってこそ、プラントは何とか動いていたのだ。
この人たちの労働環境や健康もずっと後回しになってきていた。

私たちは311のあの頃と、何ら変わっていない「福島第一原発事故後の日本」を生きている。
もてはやされているアベノミクスは砂上の楼閣ならぬ、「メルトダウン炉上の楼閣」であることを決して忘れてはならないのだ。
IMG_2264


2013.3.17

2013年3月17日 日曜日

うっすらと色づく左岸かな #mutamagawa
IMG_2260


2013.3.16

2013年3月16日 土曜日

今夜はジャーナリストの患者さんと娘さんの3人で会食した。
もっか一番気になるところは、自民党が憲法を改正しようとしていることである、と。

もちろん、わたしもこの問題について、ひじょうに気にかかっている。
憲法第九条の一項を変えようとする動きが、自民党の憲法草案に現れている。

第九条  日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

これが平和憲法の神髄そのものである。
自民党やその他のライトウィングの政党は、これをこぞって変えようと目論んでいる。

ジャーナリスト氏はこれを大変に憂いておられた。彼は戦争を知っている最後の世代の人である。
氏は続けた。
「でも僕が一番怖いのは、総理が日本国憲法を変えたいという意向を示しているのにもかかわらず、どの新聞社もどのテレビ局もどのジャーナリストもズバリとそれを本人に聞かないことです。今のメディアはどうして聞かないのか、そこが一番問題なのです」

九条の一項だけは、絶対に変えさせてはならない。絶対に。
IMG_2246


2013.3.15

2013年3月15日 金曜日

引き受けていた原稿の〆切に間に合わず……。
最近、とみに切迫感がないと原稿が書けないようになってしまった。
これはやはり、何かの脳内の変化に違いない。
歳のせいにするには、ちょっと卑怯な気がするが、果たしてそうなのだろうか。
IMG_2229


2013.3.14

2013年3月14日 木曜日

診療終了後、震災対策関連の仲良し弁護士グループと会食した。
憲法の話から、福島の話、色々と本当に楽しいひとときだった。

この災害が起こった直後から、災害復興の仲間の弁護士といつも話をしている。
今ほど法曹界と医療界が、息を合わせて被災者支援をしてゆかなければならない時代は、かつてなかったのではないか。

これからもこんな風に交流を重ねて、今後どんな事が起こっても対処ができるように皆で協力してゆければと思う。
そんな気概のある医師が少ないのが、もっかの悩みなのではあるが。
IMG_2202

ページトップへ Top of page