2014年10月


2014.10.6

2014年10月6日 月曜日

クリニックの気圧計がグングン下がってきて、978hPaを割ってきた。
先ほど静岡県に上陸したらしい。

ところで、少し台風から離れる。
昨晩のNHKスペシャル、『ドキュメント”武器輸出”防衛装備移転の現場から』を見て、慄然とした。
日本はこの3月まで40年余り、国是に於いて「武器輸出三原則」を貫いてきた。それを安倍内閣はあっさりと閣議決定でうち破ることとなった。
そこまでは報道で知っていた。この番組はそれがどういう意味を持っているのかを、かなり突っ込んで取材をしていた。

番組は今年6月にパリで行われていた「ユーロサトリ2014」の場面から始まる。「ユーロサトリ2014」の会場に来ていた、当時の武田防衛副大臣の言動にひっくり返るほど驚いたものだったが、それはさておき、この会場で防衛省の装備政策課課長の堀地徹氏が泳ぎ回る。

氏は「日本のフラッグの元で」と12の日本企業がブースを出していた。
そうしてこの度13の国や地域と装備強力をすることになった、と。
装備協力とは、だから武器協力であり、どんどんと外国に武器を売りましょうということだ。そこには日本版NSCの厳格審査があるということだが、何故だか知らないが、その部品がアメリカに輸出されたら先は、行方をトレースしないのだそうだ。
理由は、価値観を同じくしている米国なので、敢えて追う必要がないので追わない事にしたという。

なんじゃそれは。アメリカのような戦争大国に売ったが最後、その武器はどんな顛末で人を殺傷するのか分からないではないか。

一方、民間の中小零細企業の実情をもとらえていた。
従業員数30人ほどのコイルメーカーは、思わぬ外需に対して社内会議を開く。色々な意見が出たが、経営トップの判断は明らかな武器なら断る、と。
高精度のレンズメーカーは、商機を逃がさないで輸出する道を選んでいた。

また、このNHKスペシャルの優れたところは、この40年間の間にどんなオファーがあったのかを極秘文章の情報公開制度を利用して、探っている。
鈴木善幸内閣下では、昭和54年11月にイランから軍用機のタイヤが欲しいとのオファーがあった。当時、原油の13%を依存していたイランからのこのオファーを、鈴木善幸氏は断った。つづくアメリカからのオファーも器輸出3原則をテコにして、断ったという過去があったそうだ。鈴木内閣での交渉に当たった畠山氏という元官僚がいう。
「日本人が310万人亡くなった、その戦争を忘れてはいけない」

今の防衛官僚との余りの違いに慄然とした。日本人が先の大戦で犯した罪や、ただただ無駄に死んで行った事実は、今や完全に蓋をしてしまって、儲かればいいのだというのだ。
ちなみに堀地課長は聞き慣れない言葉でこんなことを言っている。
「(武器の輸出をするということは、他国との)安保対話のツールになっています」

今年6月、国会の本会議を抜け出して「ユーロサトリ2014」の会場に駆けつけた、当時の武田良太防衛副大臣。会場に展示してあった訓練用のマシンガンのトリガーに指を当てたまま、人に向け向けられた人から注意を受けた事が話題になったが、氏はテレビカメラに向かって、こう言い放っていた。

「この市場(武器の輸出市場)は安倍政権が切り開いた非常に大きな市場であります。日本という国家が持っている国力というものを発揮できる環境を安倍内閣がつくったわけですから、それを生かしてどんどん成長していっていただきたい」

この言葉の示す通り来年度からは、防衛省の装備政策課は、新たに1800人規模の防衛装備庁として、国を挙げて武器の生産基盤を強化して行くという方針が示されている。

これで、本当にいいのだろうか。
最後はカネなのか!
何をやってるんじゃ、この日本は!!!


まけないぞうパワーで中間テストと台風もふっとばすぞう!

【makenaizoneの若林まみより 元気な「まけないぞう」のお便りです】gingermanMami
10月5日
「台風接近中の寒い雨降りの日曜日。
ジンジャーブレッドマンをお土産に、これから中間テスト前の姪っ子の家庭教師(今週2回目)に行ってきまーす!
まけないぞう!」

じゅるじゅる・・・ 美味しそう〜!
かわいいね!!
「人形焼きみたいな、甘い「こんがり」ジンジャーマンたち。
姪っ子と甥っ子が、あっというまに 「ぱくぱく」 食べちゃいました。」


大型台風で日本各地はすごい雨風
夏に被害を受けられた広島や丹波の被災地のその後も心配です。
秋の深まる季節。
まけないぞうパワーで みなさん元気で過ごしてくださいね!!


まみ 「先日はお墓参りに行ったときの青空がとてもきれいでした!」
eifukujibluesky

—-eifukujiflower


2014.10.5

2014年10月5日 日曜日

暴風雨色なき風が吹き荒れし
台風裡容赦なきほど荒れ狂ひ
幾度も苦言の口や曼珠沙華


2014.10.3

2014年10月3日 金曜日

自分の身は自分で守る、増々この国はそうなってきたように思う。
台風18号に続いて19号が発生した今日。
台風が関東に最接近するのは6日の日中のようだが、台風の進路に向かって東側の雲と、列島を縦断するように秋雨前線が掛かっているので、台風の北上とともに今後雨脚がぐんと強くなってくるだろう。

広島市や兵庫県丹波はもとより、これから新たな土砂災害がたいへん懸念される。
早め早めの用心を心掛けたいものだ。

心掛けたいものは、他にもある。
今の時代は台風情報や気象情報を出しているのは、気象庁という役所ばかりではない。ウエザーニュース社など信頼できる情報筋があるので、しっかりと自分の目と耳で情報を察知して欲しいと思う。

まず、当該日時に大きなイベントがある場合、主催者や幹事の人々は客や出演者やスタッフの安全を考えて、できるかぎり早期に中止をするべきだ。勇気を持ってだ。
もしも台風が逸れれば、それはそれで良かったではないか。もしもイベントに直撃したていたら、どんな結果が待っているのか分からない。イベントを予定通りに行うよりも、延期する勇気を持って欲しい。
そのためには、まずは正確な情報をとる事が何よりも大事だ。

もちろん、同じことが個々人にもいえる。不急不要の用事で命を落とすのは、余りにも馬鹿馬鹿しい。

それでもどうしても出かけなくてはならない場合、最悪のことを想定しながら行動して欲しい。
以下は311以前からわたしが実行してきたことだが、311を経てより厳密に実行していることである。

新幹線(遠方への在来線でも)に乗る場合、乗車駅で500mlペットボトル2本、チョコレートなどのお菓子または弁当を一個余分に購入する。

東京から新大阪までだと、わたしは自分で食べるつもりの弁当の他に、天むすなどの箸を使わないで食べられるものを購入する。水は3本ほど。だから当然ながら、荷物は重くなる。手が痛くなる。しかしそれも含めてたいせつなリスクヘッジだと思っている。食べなかった弁当は、行く先で会う人への無事の証拠のお土産にすればいい。水は持って歩いていても、その日のうちに必ず消費するはずだ。

ことにJR東海は大震災時の被害想定を一切出していないが、わたしは2007年に東京行き最終新幹線で移動中に静岡県内で人身事故に遭った。豊橋に4時間ほど停車して東京に着いたのは午前4時近くだった。この時、水3本とチョコレートが持っていたため車内で読書をしつつ時が過ごせた。しかし同じ列車にはきっと飲まず喰わずで難渋していた人がいたに違いない。それに車内放送はたいへんにお粗末で、いつ動くのか動かないのか、最後まで状況が把握ができなかった。TwitterもFacebookも無い時代だった。

あの一件から想像すると、恐らく地震災害の時には、仮に発災時に新幹線が正常に停止したとしても、なかなか状況の把握ができなくて列車の中に何十時間も取り残されることが予想される。
同様に、大雨や台風などの場合も車内に閉じ込められてしまうに違いない。
なぜならば、JRでは軌道内に乗客が勝手に出る事を禁じているからだ。

ついでながら、平時でもペットボトル1本は鞄に入れて持ち歩きたいものだ。今の日本では、何時何処でどんな事態に遭遇するか分からない。
そのとき、生死を分けるものは一本の水なのかもしれないからだ。

それにしても,この18号は手強そうだ。
今朝11時から、グングン気圧が低下中だ。5時間で4hPa下がっている。むむうぅ。。。

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