降る降るとすごい警戒されていた東京の雪だったが、降らなかった。気象庁の大空振りだ。
しかし「見逃し」よりも「空振り」の方がずっといい。殊に災害に関しては、大空振りでいい。
6日の日本時間の朝、南太平洋のソロモン諸島でM8という大きな地震があった。
その後、日本列島の全域に津波警報が出た。幸いなことに被害は殆ど無かった。
警報は大きく出せばいい。被害があってからでは遅いからだ。
考えてみればごく当然のことだ。
そう。これからも、大空振りは大歓迎だ。
makenaizone |
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夜、NNNドキュメント『今、伝えたいこと(仮)』を観る。
福島県相馬高校に通う女子高校生が自信で脚本を書き演じている、放射線障害に対する差別を描いた演劇だ。
演劇だからフィクションだが、限りなく等身大に近い彼女たちの心の叫びだった。
3人の高校生の一人がネットの書き込みを苦に自殺をしてしまう……。
なぜ自殺するのが高校生なのか、この国の大人たちはもっともっと頭を抱えて考えるべきだ。
これほどまでに原発を許容してきたこの国で、私たち大人たちは結果的にこれに歯止めをかけられなかったのだ。
歯止めをかけることは、実は出来たはずなのに……。
福島の子どもたちを救う。差別の手から子どもたちを救う。
この国の大人の一人として、わたしは出来るだけのことをしよう、と、改めて誓う晩だ。
この冬は早いうちから大寒波が到来して寒い日が多かったが、ここ数日暖かい日が続いている。
とくに今日は日中、とても暖かかった。
何でも立春前に20℃を超えたのは、44年ぶりだそうだ。
311のあとは何があっても驚かないが、季節ぐらいもう少しゆっくり動いて欲しいものだ。
何かおかしな陽気だなぁ、と思っていたら夜になって北海道十勝地方でM6.5という大きな地震があった。
東京も震度2ほど揺れた。震度の図を見ると、北米プレートが全部揺れたようだ。
数えてみればこの揺れの範囲の中に、泊原発、東通り原発、女川原発、福島第二原発、福島第一原発、東海原発、とものすごい数の原子炉が存在する。
ちょっと待てよ。異常なのは決して自然などではないぞ。