ドクター青木のぞうさん日記

makenaizone主宰の青木正美が、自分の生活の中でできるボランティアとは何かを考え、実行してみよう、そんな四方山話を綴ります。
Dr Aoki's Prescription...

2013.2.21

2013年2月21日 木曜日

晩遅くになって、先日行われたの『緊急院内集会「原発事故子ども・被災者支援法」の具体的施策を求める院内集会』のUst動画を見始めてしまい、後悔している。眠ろうにも眠れなくなってしまったからだ。
この国は、どうかしている。政権交代があって期末に向かって10兆円の大型補正予算がついた。
それなのに「原発事故子ども・被災者支援法」には、一銭も予算がついていないのだ。ビタ一文も、である。

10兆円の補正予算を湯水のように使って、アベノミクスなるものに火がつけられた。
しかし、アベノミクスは都会に住んでいる金持ちだけのための金融政策なのだろうか。

この国の、子どもたちは、この国の宝である。子どもたちこそ、未来そのものなのだから。
そうして、この国の国策であった原子力政策が地震災害で、文字通り破綻した。
その時に、子どもが大人よりもより多くの被害を受けた。
やっと昨年、「原発事故子ども・被災者支援法」の概要が出来上がったのだ。
にもかかわらず、この大型補正予算で一銭もここに予算がついていないだなんて。

わたしはこの国大人のひとりとして、たいへん恥ずかしい。
未来の子どもたちに、わたしたち大人は、どんな言い訳をすればいいのだろう。
自分たちだけ、「経済発展の果実」を貪っておいて、災害が起これば「ま、しょうがないでしょ」というのだろうか。
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2013.2.20

2013年2月20日 水曜日

20日は母の月命日。この日に花を欠かすとは、ここのところの激戦の日々だった事を改めて思い知った朝だ。
閉診後は、日本女医会の先輩と食事会。彼女が福島の出身であることもあって、
今後の会の運営を打ち合わせつつ、どうしても「子ども・被災者支援法」の話になる。

「アベノミクスとは何ぞや、なぜゆえ10兆円の補正予算の中に被災者支援のための大型予算がつかないのか」

この国のまともな大人であれば、こういう考えに行き着くはずではないだろうか。
彼女がたまたま医師で、福島県出身者でなかったとしても、だ。

今、私たちは311以前には決して戻れないことを、もう一度しっかりと思い出さなければならない。
原発事故の前には決して戻れない。
見ないフリ忘れたフリ終わったフリをするのは、未来そのものである子どもたちに対して、史上最大の不作為犯であることを自覚しなければならない。
目を覚ませ、金の亡者たちよ!
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2013.2.19

2013年2月19日 火曜日

先週の関学の研究会でのこと、新年度からの新しい研究会が立ち上がるという吉報がもたらされた。
医療系の研究会なのだが、そのメンバーの選定を任されて、実はかなりの重圧がかかっていた。
メンバーの選定には全く迷いはなかった。目的がはっきりしているからだ。
問題は開催日時、である。
平日の午後一番からの研究会@東京。招聘したいメンバーは日本中に散らばっている。
昨秋からこの研究会の日は、青木クリニックも午後を休診にしてきた。自分はライフワークであるので、仕事を休むことを選択するとしても、果たして他の方々に時間を取ってもらえるかどうか、とても心配だった。

けれども、意を決してオファーをしたところ、主たるメンバーに快諾して頂き、肩の荷がすーっと降りた。
しかもメンバーに入って頂くことに皆さん意気に感じてくださって、それが返信メールに書かれてあって、思わず目頭が熱くなった。

これをしっかり形にしなくては、と、自分にも言い聞かせる雪の午後だ。
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2013.2.18

2013年2月18日 月曜日

朝からバタバタと何人かのドクターに、ある会議へ出て欲しい旨のオファーをして一日が終わった。
色々な立場、色々な考えがあるだろう。快諾の方あり、断られる方もあった。

そう、子ども・被災者支援法に織り込む医療支援について、関学でこの春から研究会が立ち上がる。
わたしはまだ、福島の子どもたちのために何ひとつも具体的に、寄与できていない。
しかし、この会議を通して出来る限りのことをしたいと思っている。因って、ベストなメンバーを揃えたかった。
医療では救えない命がある。けれども、法律で制度で救われる命がある。

尊敬する大先輩の医師からのメールに「私なりに力を尽くしたく存じます」と記されてあった。
わたしの拙いオファーに対しての返事だ。正直、涙が出た。本当に有り難かった。
未来のために、お互いに力を尽くす……そんな人々の情熱を感じながら、春に向かって準備を始めよう。
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2013.2.17

2013年2月17日 日曜日

2013.2.17 6:20 0℃  この冬一番の寒さだった。

「子ども・被災者支援法」の健康に関する諸々をマジに考えちう。
とはいいつつも、久しぶりに長編小説を読んでみようという気になった。
手に取った小説は、本当に長編だ。だいじょうぶかなぁ。また投げ出してしまうかしら。
ほんの少しパソコンから離れて、まずは読んでみよう!
なに読んでいるのかって? そりゃ青豆さんだがね。
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